「コロナ禍で結婚式実施を迷った」は8割強と高水準

 結婚情報誌『ゼクシィ』が発表した「結婚トレンド調査2022」結果(有効回答数3865人)によると、「コロナ禍で結婚式を実施することを迷った」と答えた割合は83.6%と昨年よりも6.8ポイント減少したものの、引き続き高い割合だったことが分かった。コロナ禍の影響で披露宴・ウエディングパーティーの招待・参加人数を縮小して実施した人は、縮小せずに実施した人よりも「迷った」割合が14.5ポイント高かった。

 披露宴・ウエディングパーティー会場予約時に想定した招待客人数と披露宴・ウエディングパーティーの招待客人数を比較すると、最終的な招待客人数は予約時よりも「80人以上」の割合が15.4ポイント減少し、「50人未満」の割合が14.6ポイント増加した。また、入籍から挙式実施までの期間の平均は、コロナ禍前よりも長くなった昨年の調査をさらに上回り、調査開始以来最長の9.5ヵ月間となった。

 挙式、披露宴・ウエディングパーティー総額の平均は303.8万円で、昨年調査から11.5万円増加。招待客一人当たりの挙式、披露宴・ウエディングパーティー費用の平均は、コロナ禍前よりも高く、昨年の調査と並ぶ9.8万円。招待客一人当たりの料理費用(飲み物を除く)の平均は1万6700円で年々増加。一人当たりのギフト費用は平均6900円で2年連続増加。これらの項目について全国値推計を開始した2009年以来最高となった。

 昨年の調査からさらに招待客一人ひとりに費用をかけるようになっていることから、招待客一人ひとりを大切にする気持ちが高まった可能性がある。披露宴・ウエディングパーティーの招待客人数の平均は43.2人で、昨年の調査から0.4人増加。新郎・新婦との間柄による招待客別の披露宴・ウエディングパーティーの招待客人数の平均は、昨年の調査から「学生時代の恩師・友人」が1.9人増加、「勤務先の上司・同僚」が微減となった。

 なお、決定した会場がオンライン打ち合わせに対応していた割合は56.4%で、昨年の調査から12.3ポイント増加。オンライン打合せを「利用した」割合は44.0%で、昨年の調査から5.5ポイント増加した。オンライン打合わせを利用した理由(複数回答)は、「感染症などでも安全に利用できるから」が昨年の調査から12.9ポイント減少した一方で、「実際に足を運ぶ時間をとられないから」が10.0ポイント増加した。

 同調査結果は

https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/assets/20221026_marriage_02.pdf