テレワーク、認知度は40%、実際の利用経験は4%

 エン・ジャパンが、運営する総合求人・転職支援サービス「エン転職」上でユーザーを対象に実施した「テレワーク実態調査」結果(有効回答数8341人)によると、「テレワーク」という働き方の認知度は、「知っている」は全体で40%だった。20代は31%、40代以上は49%と年代を重ねるにつれ認知度が上がっている。また、「これまで働いたことのある会社ではテレワークの制度があったか」という質問には、17%が「ある」と回答した。

 また、実際にテレワークで働いた「経験がある」との回答は4%で、働き方(複数回答)は「自宅にいて、会社と連絡を取り合いながら働く」という在宅勤務型が83%、次いで「クライアント先・移動中などに、会社のスマートフォンやパソコンを使って働く」が41%となった。テレワークで働いていた経験者が、テレワークを利用した日数は「週に1~2日」が56%で最も多く、「週に5日以上」は23%となった。

 テレワーク経験者が、「テレワーク」という働き方を選んだ理由(複数回答)については、第1位「通勤時間を短くしてプライベートを確保するため」(39%)、第2位「外出が多く、仕事の効率化のため」(33%)、第3位「業務に集中できて生産性が上がるため」(32%)だった。テレワーク経験者に「引き続きテレワークで働きたいと思うか」と質問をすると、77%が「働きたい」と回答、「働きたくない」との回答は11%だった。

 働きたい人の理由では、「時間を有効活用できるため」(83%)、「通勤のストレスがないため」(59%)、「仕事の効率化のため」(45%)、「ライフスタイルに合わせた働き方ができるため」(44%)が上位に並んだ。一方、働きたくない人は、「仕事とプライベートをハッキリ分けたいため」(55%)、「長時間労働などの時間管理への不安なため」(43%)、「社内の情報やノウハウを確認しにくくなるため」(33%)などという理由を挙げている。

 同調査結果は↓
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