ソニー生命が発表した「社会人１年目と２年目の意識調査」結果（有効回答数1000人）によると、将来、どの役職まで出世したいかでは、「課長」が12.4％、「部長」が18.4％、「役員」が13.7％、「社長」が7.3％で、合計した『出世したい』は51.8％となり、「出世したいと思わない」は48.2％だった。年次別でみると、『出世したい』は、社会人１年生が56.4％、社会人２年生が47.2％となった。
働き方について２つの選択肢を提示して希望を聞いたところ、まず、「完全出社」か「完全テレワーク」のどちらを選ぶかでは、「完全出社」は51.9％、「完全テレワーク」は48.1％と、両者が拮抗する結果となった。次に、「居住地域制限がないテレワーク制度」を勤務先が導入したら利用したいかについては、「利用したいと思う」は74.1％、「利用したいと思わない」は25.9％となった。
落ち込んでいるとき（仕事上で失敗したときなど）に、先輩社会人に言われたら、やる気に火がつくセリフ（３つまで選択回答）では、「君がいて助かった、ありがとう」（34.0％）が最多。感謝の気持ちを言葉で伝えられると、モチベーションがアップするという人が多いようだ。次いで、「本当によく頑張った」（26.6％）、「何でも相談してね」（25.7％）、「一緒に乗り越えよう」（22.8％）、「よくそこまでできたね」（16.3％）だった。
なお、社会人１年生（500名）が希望する初任給の使い途（複数回答）については、「貯蓄に回す」（39.8％）が最多となった。貯蓄して今後の生活や将来に備えたいと考えている人が多いようだ。次いで多くなったのは、「生活費（食費など）に充てる」（30.6％）、「自分にちょっと良い物を買う」（25.4％）、「親への贈り物を買う」（24.4％）、「親をご馳走につれていく」（21.4％）などだった。
また、社会人２年生（500名）が、社会人１年目の生活で貯蓄した金額は、「10万円未満」（17.0％）や「50万円～100万円未満」（19.4％）、「100万円以上」（23.8％）に回答が分かれ、平均は49万円となり、昨年の調査結果と同じ金額だった。30歳時点の目標貯蓄額では、「1000万円～2000万円未満」（20.6％）や「500万円～600万円未満」（16.2％）に回答が集まり、平均は986万円となった。
同調査結果は
https://www.sonylife.co.jp/company/news/2024/files/240418_newsletter.pdf