1月消費意欲指数47.9点、1月では過去5年の最低値

 博報堂の生活総研が、首都・名古屋・阪神在住の20~69歳の男女の消費者1500名を対象に12月に実施した「来月の消費予報」によると、1月の消費意欲指数は47.9点で、前月比は-6.5ポイントの大幅低下、前年比でも-3.5ポイントの低下となった。また、特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合は、全体では前月比は-8.3ポイント、前年比では-1.7ポイントの28.3%となった。

 消費意欲指数は、調査パネルの一般生活者1500名に対し、「消費意欲(モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求)が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月(1月)の消費意欲は何点ぐらいか」と質問したもの。クリスマスや年末を終えた1月は、例年消費意欲指数が低下する月。今年も、1月として過去5年の最低値となり、さらに、前月比では女性が-9.2ポイントと、女性の消費意欲の低下が目立つ結果となっている。

 消費意欲指数の理由(OA)をみると、前月と比べて消費にポジティブな回答(12月557件→1月394件)は減少し、ネガティブな回答(12月717件→1月867件)が増加。具体的にポジティブな回答では、「セールがある・安売り・福袋」(12月32件→ 1月120件)が増加も、「(新年・正月など)季節的な意欲向上」(12月303件→1月104件)や「(ボーナスなど)金銭的余裕がある」(12月79件→1月31件)が大幅に減少している。

  ネガティブな回答では、「今月までに多く使った反動で節約」(12月27件→1月87件)が増加、1月らしい動きだ。加えて今年は、「物価高・値上げ・円安」(12月139件→1月151件)が前月から引き続き高い水準で、男女別にみると、女性で増加している。また、前年と比べても、消費にポジティブな回答(22年1月442件→23年1月394件)は減少し、ネガティブな回答(22年1月830件→23年1月867件)がやや増加している。

 具体的にポジティブな回答では、「(新年・正月など)季節的な意欲向上」(22年1月137件→23年1月104件)が減少し、ネガティブな回答では、「物価高・値上げ・円安」(22年1月13件→23年1月151件)が大幅に増加している。クリスマスや年末の反動による節約意識の高まりに加え、物価高の影響も重なり、1月の消費意欲は女性を中心に例年より低下しそうだ。

 「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある」人の割合は28.3%。前月比、前年比ともに低下した。16カテゴリーの消費意向をみると、前月比では「食品」、「外食」、「ファッション」、「飲料」など10カテゴリーで20件以上減少。前年比でも「ファッション」、「インテリア用品」、「食品」など7カテゴリーで20件以上減少している。消費意向が前月と比べて幅広いカテゴリーで減少するのは例年1月の特徴だが、今年は前年比でも伸び悩みそうだ。

同調査結果は

https://seikatsusoken.jp/wp/wp-content/uploads/2022/12/202301.pdf