国税庁、インボイス制度特設サイトをリニューアル

 2023年10月1日から、消費税の仕入税額控除の方式としてインボイス制度が導入される。適格請求書(インボイス)を発行できるのは、「適格請求書発行事業者」に限られ、この「適格請求書発行事業者」になるためには、登録申請書を提出し、登録を受ける必要があるが、登録申請書の提出が可能となるのは、本年10月1日以降となる。インボイス制度については、国税庁が「インボイス制度特設サイト」を開設して案内している。

 その消費税のインボイス制度に関する情報を掲載しているホームページ上の「インボイス制度特設サイト」について、国税庁は5月24日、デザインを一新し内容も大幅にリニューアルしたことを明らかにした。これまでのサイトの内容は、制度の概要や関係通達、Q&Aなどが中心だったが、10月からインボイス制度の登録申請が開始されることから、新たな内容が盛り込まれている。

 新たな内容としては、6月以降定期的に開催する全国どこからでも誰でも無料で参加できるオンライン説明会の周知と参加者募集コーナー。オンライン説明会では、国税職員がインボイス制度の基本的な仕組みや適格請求書発行事業者の登録申請手続きの説明のほか、Q&A機能により質疑応答も受け付ける。現在決定している開催日は、6月14・29日で定員は各100名(先着順)となっており、7月以降は週1回の予定で開催される。

 参加するには、サイトから申し込みサイトにアクセスしてオンラインで行うこととなる。また、これまで軽減税率制度及びインボイス制度に関する一般的な相談を受け付けていた「消費税軽減税率電話相談センター」について、10月の登録申請開始以降はインボイス制度に関する問い合わせの増加が想定されることから、同制度に関する相談窓口明確化のため、「消費税軽減税率・インボイス制度電話相談センター」に名称変更している。

 そのほか、国税庁ではユーチューブで動画チャンネルを開設しているが、そこで公開している「消費税! 今から学ぼう! インボイス塾!」への案内なども設けられている。

インボイス制度特設サイトは

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/invoice.htm