女性の95%が副業に興味あるも、副業経験は約半数

 エン・ジャパンが、運営する女性向け求人情報サイト「エンウィメンズワーク」上で実施した「副業に関する調査」結果(有効回答数:女性541人)によると、副業について95%が「興味がある」と回答した。興味がある理由(複数回答)は、「本業の収入だけでは生活費が足りないから」(58%)、「自由にできるお金が欲しいから」(58%)、「老後資金を貯めたいから」(47%)と、新たな経験やスキル習得よりも、収入増の目的が多いようだ。

 副業経験の有無は、48%が「副業経験がある」と回答。副業経験がある女性の具体的な仕事内容(複数回答)は、「販売・接客の仕事」(43%)が圧倒的。以下、「軽作業の仕事」(19%)、「事務の仕事」(17%)などが続いた。副業の頻度は、「週に2~3日」(42%)と「不定期」(40%)に回答が集中した。副業で得た月収は、最多は「1万円~3万円未満」(28%)、次いで「3万円~5万円未満」(27%)だった。

 副業をしてよかったと感じたこと(複数回答)は、「収入が増えた」(75%)が圧倒的に多く、次いで「空き時間が有効活用できた」(39%)、「いろいろな仕事を経験できた」(32%)、「人脈が広がった」(21%)、「趣味や好きなことでお金を稼ぐことができた」(19%)などが続いた。副業の目的でもある収入増が叶っただけではなく、時間の使い方を見直したり、経験値にもつながっていることがうかがえる。

 今後、どのような働き方をしたいと思うかについては、59%が「本業のほかに副業をしながら働きたい」と回答。その理由として、「今後もスキルアップや知識・視野を広めるためにも続けたい」(26歳)、「副業は何かあったときの保険にしたい」(30歳)、「副業は自分らしく働くためのひとつの選択肢だと思っている」(31歳)など、自身の望む生活の実現のために、本業の傍ら、副業を希望する声が多いようだ。

 副業経験者が考える本業と副業の両立のコツ(複数回答)は、「本業に支障がない範囲の業務量にとどめる」(72%)ことが圧倒的に多く、次いで「副業に充てられる時間を把握する」(44%)、「自分の好きなこと・得意な作業を副業にする」(33%)、「スケジュールを綿密に組む」(32%)などのコツが挙げられている。

 同調査結果は↓

https://corp.en-japan.com/newsrelease/2019/20299.html