今春の「歓送迎会」、参加回数・予算ともに増加予測

 リクルートライフタイルが首都圏・関西圏・東海圏に住む20~69歳の男女を対象に実施した「2019年春の『歓送迎会』&『花見』に関する動向調査」結果(有効回答数1万6772人)によると、2019年春の「歓送迎会」への参加回数の見込みは、「昨年並み」という回答が85.1%と前年(85.7%)より微減し、増加派(「昨年より大きく増えそう」+「昨年よりやや増えそう」)が計9.8%(前年計9.3%)で微増となった。

 また、減少派(「昨年より大きく減りそう」+「昨年よりやや減りそう」)は計5.0%で前年と変わらなかった。なお、2018年の「歓送迎会」の参加率は31.4%(3圏域計)だったが、今年も同程度の参加率が見込まれそうだ。性年代別の特徴としては、30~60代男性が同年代の女性より増加派が多い傾向にあるが、20代に限っては、増加派が男性18.2%に対し女性は18.7%と、女性が男性を上回った。

 一方、「花見」への参加回数の見込みは、「昨年並み」という回答が年々増加し、今年が過去7年で最多の89.0%となった。増加派(「昨年より大きく増えそう」+「昨年よりやや増えそう」)が計8.6%(前年計9.0%)と6年連続して減少。また、減少派(「昨年より大きく減りそう」+「昨年よりやや減りそう」)は計2.4%で前年と変わらない。なお、2018年の「花見」の参加率は29.0%だったので、今年も同程度の参加率が見込まれそうだ。

 想定予算については、2019年の「歓送迎会」の1人1回あたり想定額は「3000円~4000円未満」(28.2%)が最も多く、次いで、「5000円~6000円未満」(27.9%)、「4000円~5000円未満」(21.5%)が続いた。1人1回あたりの想定支出金額平均は4000円ちょうど(前年比+71円)で2年ぶりのプラス予測となり、過去7回の調査で2017年の想定額(4006円)に次ぐ、過去2番目に高い高額想定額となった。

 一方、「花見」については、2018年の実際の費用と今年の想定金額ともに「2000円未満」がそれぞれ31.4%、30.4%を占めて最も多く、次いで「2000円~3000円未満」が同26.7%、25.8%となっており、実績、想定ともに3000円未満計で過半数のシェアを占めている。今年の1人1回あたりの想定支出金額平均は2351円(前年比▲48円)と2年ぶりのマイナス予想となっている。

 同調査結果は↓

https://www.recruit-lifestyle.co.jp/uploads/2019/03/RecruitLifestyle_ggs_20190313.pdf