パーソルキャリアが運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は、20歳~59歳のビジネスパーソン1万5000人を対象に、仕事に対する満足度調査を行い、女性の回答に絞って集計した結果を発表した。女性の仕事満足度ランキングの各指標の平均点は、100点満点中、「総合」が62.3点、「仕事内容」64.0点、「給与・待遇」56.3点、「労働時間」68.4点、「職場環境」61.7点という結果となった。
5つの指標の中では「労働時間」に対する満足度が最も高く、反対に「給与・待遇」が最も低くなっている。「総合」満足度が高い職種は、1位が「戦略・経営コンサルタント」(71.6点)、2位が「英文事務アシスタント・通訳・翻訳」(70.0点)、3位が「薬事」(68.5点)となり、専門知識を活かして働くスペシャリスト系の職種が上位にランクイン。一方、ランクイン最多職種は、事務・アシスタント系職種(20職種中、7職種)だった。
1位の「戦略・経営コンサルタント」は、「給与・待遇」、「仕事内容」、「職場環境」の満足度で、それぞれ1位、2位、7位にランクイン。「労働時間」における満足度はランキング圏外だったが、「プロジェクトで繁忙期もあるが、給与、チームメンバー、長期休暇の取りやすさで満足度が高い」などのコメントから、「給与・待遇」、「仕事内容」、「職場環境」に対する高い満足度によって、総合的な満足度が引き上げられたとみている。
2位の「英文事務アシスタント・通訳・翻訳」は、5つの指標すべてが5位以内にランクインした唯一の職種。コメントを見ても、「スキルを活かせて、やりがいがある」、「努力をきちんと評価してくれて毎年昇給している」など、「仕事内容」、「給与・待遇」に対する満足度だけでなく、「残業がなく自分のペースで作業できる」などワーク・ライフ・バランスを取りやすい環境への満足度も高く、全体的なバランスが取れていることがうかがえる。
3位の「薬事」も、全体的に満足度が高く、中でも「給与・待遇」の指標が4位と特に高くなった。「薬事」は、給与水準が高い職種(女性の平均年収ランキング2017で153職種中11位)であることに加え、「責任者としていろいろな提案や挑戦ができる」、「勤続年数の長い人が多く、年を取るごとに働きやすそう」など、「仕事内容」や「職場環境」の満足度も高いことが、「総合」満足度3位の結果につながったようだ。
同調査結果は↓
https://www.persol-career.co.jp/pressroom/news/research/2018/20180827_02/