「スポーツジム 車で行って チャリをこぐ」

 第一生命が23日に発表した恒例の「サラリーマン川柳コンクール」の全国ベスト10によると、栄えある第1位は、矛盾をきれいに言い当てた「スポーツジム 車で行って チャリをこぐ」(得票数3136票)(作者:あたまで健康追及男・60代/男性)が決定した。同コンクールは、全国から寄せられた4万7559句のなかから、サラ川ファン8万4801人の投票によって選ばれたもの。

 1位の作品は、運動するために通っているジムに車で通うという矛盾を自虐的にかつユーモラスに詠んだ作品として、「思わずクスッと笑えた上に、あっ! それ分かる! となった」といった“サラ川”らしさが多くの共感を呼んだと講評されている。第2位は「『ちがうだろ!』 妻が言うなら そうだろう」(得票数3113票)(作者:そら・40代/女性)。「お父さんの家庭での生き抜く知恵が表れているのが面白い」(40代/女性)との声が。

 以下、第3位「ノーメイク 会社入れぬ 顔認証」(得票数3084票)(作者:北鎌倉人・20代/女性)、第4位「効率化 進めて気づく 俺が無駄」(同2929票)(同:さごじょう・30代/男性)、第5位「電子化に ついて行けずに 紙対応」(同2503票)(同:トリッキー・50代/男性)、第6位「『まじですか』 上司に使う 丁寧語」(同2336票)(同:ビート留守・70代/男性)。

 第7位「父からは ライン見たかと 電話来る」(得票数2135票)(作者:アカエタカ・60代/男性)、第8位「『言っただろ!』 聞いてないけど 『すみません』」(同1936票)(同:中っ端・40代/男性)、第9位「減る記憶 それでも増える パスワード」(同1562票)(同:脳活・20代/男性)、第10位「ほらあれよ 連想ゲームに 花が咲く」(同1552票)(同:さっちゃん・50代・女性)となっている。

 今回は、働き方がクローズアップされるなか、テクノロジーの進化に一喜一憂しながらも会社でも家庭でも奮闘するサラリーマンの姿を詠んだ作品が多く集まった。また、人生100年時代といわれるなか、健康にまつわる作品も多く見られたという。例えば、「体重計 上がる勇気と 見る勇気」(まさあき)、「減量の 決意はいつも 満腹時」(ホット景気)、「ウォーキング 秋に始めて 冬終わる」(しゅうじのオヤジ)などが詠まれている。

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