エン・ジャパンが運営する求人サイト『エンバイト』上で実施した「仕事のかけもち・Wワーク・副業の実態調査」結果(有効回答数1361人)によると、仕事のかけもち・Wワーク・副業への興味の有無は、76%が「ある」と回答した。興味がある理由(複数回答)は、第1位は「自由に使えるお金が欲しいから」(51%)、次いで「生活費が足りないから」(46%)、「空き時間を有効に使いたいから」(36%)が続いた。
これまでに仕事のかけもち・Wワーク・副業をした経験の有無は、53%が「ある(「過去にしたことがある」42%、「現在している」11%)」と回答。副業等を開始したタイミングは約7割が「新型コロナウイルスの流行前」(67%)と回答。また、副業等経験者のその従事期間は、54%が「3ヵ月以上」と回答。半数以上が長期にわたってかけもち・Wワーク・副業を続けていたことが分かる。
仕事のかけもち・Wワーク・副業での月収は、「5万円~10万円未満」が26%で最も多く、次いで「3万円~5万円未満」(25%)、「1万円~3万円未満」(24%)と続き、「10万円以上」との回答も15%あった。期間・月収ともに、順位は昨年(2021年)に実施した同テーマの調査と同じ結果になり、仕事のかけもち・Wワーク・副業の期間や月収に大きな変化が起きていないことがうかがえる。
副業等経験者が副業等をして良かったこと(複数回答)では、トップが「生活費の足しになった」(64%)、次いで「自由に使えるお金が増えた」(36%)、「空き時間が有効に使えた」(28%)が続いた。一方で、副業等をして大変だったこと(複数回答)については、トップ3が「体調管理」(54%)、「スケジュールの管理」(48%)、「かけもち・Wワーク・副業の仕事探し」(41%)となった。
副業等経験者が副業等の仕事を選ぶ上で譲れない条件(複数回答)は、第1位が「シフトの融通が利く」(52%)。次いで「隙間時間・短時間でできる」(50%)、「“1日のみ”など働く期間が決まっている」(38%)が続き、仕事内容や条件面よりも、シフトや期間など働き方を重視する人が多いことがわかる。昨年の調査と比べて5ポイント以上差があったのは、「すぐに働き始められる」(2022年:28%、2021年:35%)などだった。
同調査結果は↓https://corp.en-japan.com/newsrelease/2022/29865.html