エン・ジャパンが、運営する新卒学生向けスカウトサービス『iroots』上で、サイトを利用している2022年に卒業予定の大学/大学院生を対象に実施した「オンライン就活についてのアンケート調査」結果(有効回答数650人)によると、オンライン就活について、92%が「メリットを感じる」と回答した。2020年5月に実施した同様の調査と比べると、「メリットを感じる」との回答割合は22ポイント増加している。
オンライン就活にメリットを感じるとの具体的なコメントをみると、「交通費がかからない。地方からでも、遠方の企業の選考を受けることができた」、「移動時間がないため、複数の予定を1日に入れることができ、多くの企業の説明会・選考に参加できた」、「移動がなく、スーツを長時間着る必要もないため、肉体的疲労が少ない」、「新型コロナウイルスへの感染リスクがない」などの声が学生から寄せられた。
一方で、オンライン就活にデメリットを感じた学生からは、「通信状況が悪く、ヒヤヒヤした瞬間が多かった」、「社員やオフィスの雰囲気が分かりづらかった。一緒に受けている学生の雰囲気も分からなかった」、「グループディスカッションや面接では相手の反応が分かりにくく、話すタイミングが難しかった」、「通常なら受けていなかったであろう遠方の学生もエントリーしやすくなり、倍率が上がったと感じた」などの声が寄せられた。
既に内定を取得している学生に「内定先企業はどのような選考方法の企業だったか」と尋ねたところ、「内定までの全プロセスがオンライン完結する企業のみだった」(52%)が最も多かった。次いで、「内定までの全プロセスがオンライン完結だった企業と、対面選考が含まれる企業の、両方があった。」(29%)が続いた。両方を合わせると、81%の学生が、オンライン完結で内定を取得している結果となった。
同調査結果は↓