エン・ジャパンが、運営する新卒学生向けスカウトサービス『iroots』上で、サイトを利用している2022年に卒業予定の大学生/大学院生を対象に実施した「オンラインインターンシップについてのアンケート調査」結果(有効回答数743人)によると、インターンシップへの参加経験は、95%が「参加経験がある」と回答した。参加したインターンの形式(複数回答)で最も多かったのは、「全日程オンライン」で88%を占めた。
今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、従来の対面からオンラインに切り替えて開催する企業が増えたことが要因とみられている。「全日程オフライン(対面)」の参加経験者は、その半分の44%、「オンライン・オフライン混合」が14%だった。オンラインインターンシップへの参加経験者がインターンに参加した期間(複数回答)は、「1日間」が88%と最も多かった。
体験したコンテンツ内容(複数回答)については、「講義形式」(92%)と「グループワーク」(91%)が多く、次いで「社員との交流」(76%)、「プレゼンテーション」(59%)が続いた。オンラインインターンシップの参加経験者の満足度については、72%が「満足」(「とても満足」14%、「満足」58%)と回答した。実際に参加したインターンシップについての具体的なコメントも紹介している。
参加して良かったオンラインインターの特徴では、「Zoomのブレイクアウトセッションなどを有効活用して、対面以上の効率でプログラムが組まれていた」や「リモートワークの疑似体験。企業のリモートワークに対する適応度が分かった」などのオンラインショップならではの良さを感じた意見があった。また、「会社紹介などのビデオは事前にURLが送られてきて、事前準備がスムーズにできた」といった運営がスムーズとの感想が寄せられた。
反対に、イマイチだと思ったオンラインインターンの特徴では、「スライドの転換などで戸惑い、臨機応変な対応ができていなかった。きっと職場でもこのような感じなのだろうなと感じた」といった進行がスムーズでなかったとの意見があった。また、「オンラインだからという理由で、休憩が非常に短かった。座っているだけではあるが、集中力が続かないので5分ほど休憩を入れてほしい」といった要望もみられた。
同調査結果は↓