明治安田生命が6日に発表した「健康に関するアンケート調査」結果(有効回答数5640人)によると、コロナ禍で「ストレスを感じている」と回答した人は、全体の3人に2人(65.3%)と高い割合を占めした。ストレスの原因(複数回答)は、「外出が制限されるから」(62.9%)がトップ。次いで、2位「新型コロナウイルスに感染することが心配だから」(54.9%)、3位「人に会う機会が減ったから」(47.3%)となっている。
男女で比較してみると、女性は、「ストレスを感じている」と回答した人が71.3%に達し、男性の59.2%を大きく上回った。なかでも、「(子どもがいる)お母さん」は、4人に3人が「ストレスを感じている」(73.8%)と回答。最もストレスフルな状態にあることが明らかになった。「お母さん」が感じるストレスの原因(複数回答)は、1位「外出が制限されるから」(69.8%)、2位「人に会う機会が減ったから」(59.0%)となった。
1位・2位はいずれも平均を大きく上回っているが、なかでも「人に会う機会が減ったから」は、全体平均(47.3%)を11.7ポイント上回るなど、特に「お母さん」にとって大きなストレスとなっていることが明らかになった。コロナ禍において、思うようにママ友と会えず、本来であれば子育て中の大きな助けとなる親同士のつながりをもちにくい今の環境は、世の「お母さん」方の大きなストレスになっている現状が浮き彫りになった。
アフターコロナにストレス発散のためにしたいこと(複数回答)は、「国内旅行」(63.7%)がトップ。次いで、2位「外食」(51.2%)、3位「ショッピング」(35.9%)、4位「遊園地やレジャー施設へ行く」(26.7%)、5位「コンサート・ライブ鑑賞」(26.0%)となった。トップの「国内旅行」は、特に女性(女性66.8%、男性59.9%)が、なかでも「お母さん」(71.8%)が強く望んでいることが分かった。
コロナ禍における体重変化については、実に4人に1人(25.0%)が「増えた」と回答。男女では、女性のほうが「増えた」との回答割合が多く(女性27.1%、男性22.9%)、特に、30代~50代の女性では、実に3人に1人(30.7%)が「増えた」と回答。体重が増えた原因(複数回答)は、「運動不足」(65.5%)や「食べ過ぎ」(59.6%)。また、実に約8割(77.7%)が「コロナ禍でストレスを感じている」とも回答している。
同調査結果は↓
https://www.meijiyasuda.co.jp/profile/news/release/2021/pdf/20210906_01.pdf