ブライダル総研が全国の20~40代の独身男女を対象に実施した「婚活実態調査」結果(有効回答数2400人)によると、2020年婚姻者のうち、婚活サービスを通じて結婚した人は16.5%で3年連続過去最高を更新した。特にネット系婚活サービスを通じて結婚した割合が高い。2020年婚姻者のうち、婚活サービスを利用していた人は33.1%。婚活サービス利用者においては、49.9%が結婚に至っており、その割合は過去最高になった。
広義の婚活において、実施(利用)によって結婚できた人の割合は、「婚活サイト」(44.7%)や「相談所」(41.7%)、「お見合い」(22.2%)、「知人に紹介を依頼」(21.9%)、「婚活パーティ・イベント」(20.2%)となっており、婚活サイトを利用して結婚した人の割合が最も高い。また、恋愛もしくは結婚意向がある恋人のいない独身者において、27.2%が婚活サービスの利用経験がある。
利用経験は4年連続で増加(2017年15.6%→2018年18.1%→2019年23.5%→2020年25.5%→2021年27.2%)。男女ともに増加傾向にある。ネット系婚活サービスの利用増加が著しく、婚活サービス全体を底上げしている。婚活サービスごとに性年代別の利用経験割合をみると、男女ともに全ての年代でネット系婚活サービスの利用経験率が増加。婚活サービスのイメージはこの2年間で、「効率的な手段」という認識が高まるなど変化している。
婚活に対する意識は、3割以上が「オンライン婚活であればコロナ禍でもできる」(35.4%)、「婚活には新型コロナの流行は関係ない」(32.5%)、「オンライン婚活は気軽にできる」(30.3%)と捉えている。同様に、オンラインデートに対する意識では、リアルデートと比べて「費用を抑えながら婚活できる」(41.2%)、「時間が自由」(36.8%)、「周囲の目線を気にせず会える」(34.9%)の各項目に3割以上が「あてはまる」と回答した。
なお、オンラインサービスの利用経験は結婚相談所で30.3%、婚活パーティ・イベントで20.1%と、ネット系婚活サービス以外でのオンライン利用が進んでいる。
同調査結果は↓
https://souken.zexy.net/data/konkatsu/konkatsu2021_release.pdf