平均年収ランキング、正社員の平均年収は414万円

 パーソナルキャリアが運営する転職サービス「doda(デューダ)」が発表した「平均年収ランキング2018」によると、2018年の正社員の平均年収は414万円で、昨年の調査より4万円のダウンとなった。ランキングは、今年8月までの1年間にdodaエージェントサービスに登録した約36万人のデータを元に、正社員として働く20歳~65歳までのビジネスパーソンの平均年収と生涯賃金をまとめたもの。

 全166職種のうち、平均年収ランキング1位は「弁護士」(829万円)、2位「投資銀行業務」(825万円)、3位「運用(ファンドマネジャー/ディーラー)」(803万円)となり、「専門職」、「金融系専門職」系の仕事がトップ10の7つを占めた。「営業」系では、「MR」が709万円で4位、続いて「営業~医薬品メーカー」が596万円で18位、「営業~医療機器メーカー」が562万円で23位となり、上位は昨年と同様に、医療関係の営業職だった。

 昨年同様、「技術系(IT/通信)」の仕事も上位にランクインした。ITの知識に加えてコミュニケーション能力が求められる仕事の年収が高く、「プロジェクトマネジャー」が659万円で8位、「プリセールス」が628万円で12位、ITコンサルタントが604万円で13位となった。また、全96業種のトップ10のうち9つが「金融」系、「メディカル」系、「メーカー」系という結果になった。

 1位は昨年に続き「金融」系の「投信/投資顧問」の839万円で、今回調査では最大の上昇額の昨年から98万円の大幅アップ、1000万円以上の割合が最も高い水準だった。2位「医薬品メーカー」(611万円)、3位「たばこ」(584万円)と続いた。トップ50のうち、昨年と比較して順位を上げたのは、「香料メーカー」が36位→25位、「紙/パルプメーカー」が56位→48位で、いずれも約20万円の年収アップとなった。

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