コロナ収束後も「感染症予防に気を付ける」が8割に

 日本生協連が4日に発表した「新型コロナウイルス感染症についてのアンケート調査」結果(有効回答数6179人)によると、新型コロナの流行の収束後でも、自身が継続的に実施していきたいことは、「感染症予防に気を付ける(手洗い、うがい、マスクなど)」が87.6%と8割を超え、「食品の衛生管理に気を付ける(調理前によく手を洗う、十分加熱するなど)」(75.6%)、「衛生品(マスク、消毒液など)を備蓄する」(69.5%)と続いた。

 また、新型コロナの流行が収まったとして、緊急事態宣言発令中と比べ、支出金額を増やしたいものとしては、「交際費(友人・知人・親戚との交流など)」(40.8%)が1位、「食費(外食費)」(37.7%)、「教養・娯楽費(本、音楽、スポーツ、レジャー、旅行など)」(36.1%)と続いた。自由回答では、キーワードとして上位に挙がったのは「旅行」、「友達」、「外食」と、支出を増やしたいものとの関連性がうかがえる結果となった。

 新型コロナの対策・予防のために自身が控えたことは、「3密(密集、密室、密接)の場所に行く」(95.3%)、「不要不急の外出」(94.1%)が9割を超え、「友人・知人と会う」(89.3%)、「外食(飲食店・居酒屋など)」(88.2%)など、人との接触をさける傾向が見られた。新型コロナ流行の影響により、自身が自宅ですることが増えたことでは、「手洗い、手指の消毒」(67.3%)、「食事作り(回数・作る量が増えたなど)」(62.3%)が6割を超えた。

 自身や家族が自宅で過ごす時間が増えたことで、自身が困ったこと・大変だったことでは、上位3位は「運動不足」(50.8%)、「食事の献立を考えること」(43.5%)、「食費が増えた」(42.5%)という結果になった。また、生協宅配利用者に、新型コロナの流行前と比べた生協の宅配の活用については、利用金額の変化では「増えた」が53.8%、「変わらない」が37.9%となり、生協宅配利用者の5割強が生協の宅配が増えている。

 注文を増やした食品では、「冷凍ハンバーグ、冷凍ギョーザなどのおかずの1品になる冷凍食品」(19.6%)、「冷凍肉類・冷凍魚介類」(19.6%)、「生鮮野菜(冷凍ではない)」(19.1%)が上位に挙がった。また、生協宅配での活用法の変化では、「生協宅配の購入を増やし、買い物の外出を控えた」が45.0%、「マスクなど品薄なものでも、念のため注文した」が39.3%という結果になった。

 同調査結果は↓

https://jccu.coop/info/up_item/release_200604_01_01.pdf