マンパワーグループが、入社2年目までの22~27歳の正社員男女400名を対象に実施した「仕事のやりがいや働く環境など勤務先に求めることの調査」結果によると、68.5%が現在の仕事に「やりがいを感じている」と回答した。うち、「非常にやりがいを感じている」は12.0%、「やややりがいを感じている」は56.5%。全体の約7割がやりがいを感じている一方で、約3割は仕事のやりがいに対して不満を抱いていることも分かった。
若手社員の仕事のやりがいトップ3は(複数回答)、「仕事の成果を認められる」(37.6%)、「仕事をやり遂げる」(34.7%)、「自分の成長を感じる」(34.7%)という結果になった。成果をきちんと評価されることや、仕事の達成感、そして、自身の成長感がポイントとなりそうだ。また、「新しい仕事にチャレンジする」(33.2%)、「お礼や感謝の言葉をもらう」(31.4%)についても3割以上がやりがいを感じている。
勤務先で現在、取り入れられている勤務制度は、「時短勤務」(43.3%)、「フレックス制度」(27.5%)、「フリーアドレス」(13.0%)が上位を占めた。仕事と子育ての両立を支援する時短勤務制度は、全体の半数近くの企業が取り入れているようだ。また、コアタイムを設けて自由な働き方ができるフレックス制度も4分の1超の企業が取り入れていた。一方、デスクを固定しないフリーアドレス制度は、1割強にとどまっている。
これに対し、若手社員が「今後、取り入れてほしいと思う勤務制度」については、「フレックス制度」(36.8%)、「在宅勤務」(33.3%)、「モバイルワーク」(30.8%)がトップ3を占めている。このことから、時間だけでなく、場所にも縛られない、より自由な働き方を求めていることがうかがえる。一方で、「希望はない」(37.5%)という回答も約4割を占め、現状の働き方に満足している若手社員も多いようだ。
コミュニケーションを取りやすい社内ツール(3つまで回答)については、「メール」(55.3%)、「電話」(50.0%)、「対面」(48.0%)という結果となり、電話、対面などのアナログなコミュニケーション手法についても、5割前後の若手社員は肯定的であることが分かった。対して、チャットなどを利用する「社内SNS」(29.0%)、社内掲示板などを利用する「イントラネット」(8.8%)は少数派になっている。
同調査結果は↓
https://www.manpowergroup.jp/client/jinji/surveydata/190925.html