ミドルの53%が「男性の育休義務化に賛成」と回答

 エン・ジャパンが、運営するミドル世代のための転職サイト『ミドルの転職』上で、サイトを利用している35歳以上の男女のユーザーを対象に実施した「男性育休についての実態調査」結果(有効回答数2509人)によると、男性の育休義務化についてどう思うかと尋ねたところ、53%が「賛成」と回答した。40代(「反対」18%)、50代(同18%)に比べ、30代での「反対」(21%)が多い結果となった。

 また、男性に対して「もしこれから子供が生まれるとしたら、育休を取得したいと思うか」と尋ねたところ、86%が「取得したい」(「積極的に取得したい」41%、「できれば取得したい」45%)と回答した。一方、男性でかつ、子どもいる人に育休取得経験の有無を尋ねたところ、「ある」はわずか10%に過ぎなかった。取得意向は高い一方で、取得にはハードルがあることがうかがえる。

 男性が育休を取得する際の妥当な期間については、一番多かった回答は「1ヵ月~3ヵ月未満」(23%)、次いで「5日~2週間未満」(21%)だった。男女別にみると、男性のほうが女性よりも長期の育休が妥当だと考えているようだ。男性で育休を実際に取得した人の取得期間は、「3日~5日未満」(26%)が最も多く、妥当だと思う期間に比べ、実際に取得できた期間は相当短いことが分かる。

 男性の育休取得率が低い理由(複数回答)は、72%が「社内に育休自体を取りやすい雰囲気がない」と回答、次いで「社内制度が十分でない」(61%)となった。男女別にみると、男性の第2位は「社内制度が十分でない」(60%)、第3位は「育休中の所得の保証が十分でない」(51%)。女性の第2位は「育児は女性の役割という考え方が根強く残っている」(65%)、第3位は「社内制度が十分でない」(58%)だった。

 同調査結果は↓

https://corp.en-japan.com/newsrelease/2019/19305.html