エン・ジャパンが、運営する、正社員勤務希望の女性向け求人情報サイト「エンウィメンズワーク」上で実施した「仕事とライフイベントの両立実態調査」結果(有効回答数:女性451人)によると、仕事との両立が難しいライフイベント(複数回答)は、「家族の看護・介護」(85%)が経験の有無にかかわらず最多だった。また、「子育て」(「経験あり」75%、「経験なし」80%)は経験がないほうのほうがより「難しそう」と回答した。
仕事との両立が難しいと回答した人が、両立のために周囲に望むこと(複数回答)は、1位は「上司の理解・協力が得られている」(80%)。ライフイベントの経験の有無で回答を比較したところ、10ポイント以上差が出たのは、「同僚の理解・協力が得られている」(「経験あり」78%、「経験なし」66%)、「夫/パートナーの理解・協力が得られている」(同76%、64%)、「社内に同じように両立しながら働く社員がいる」(同:53%、41%)だった。
両立しているライフイベントとして「家族の看護・介護」、「子育て」、「結婚」のいずれかを回答した人の67%が「両立できている」(「うまくできている」11%、「まあできている」56%)と回答。両立できていと回答した人が感じる両立することのメリットや相乗効果では、「時間のやりくり・工夫が上達する。仕事もプライベートも優先順位付け・判断力・処理スピードが上がる」(30歳)などの声が挙げられた。
一方で、両立できていないと回答した人が考える両立できそうな方法については、「夫と家事をしっかり分担して、どちらかが忙しい時には助け合うことが必要だと思う」(27歳)、「時短勤務・受け持っている業務の調整をする」(33歳)、「家事代行など自分が苦手なことを外注する」(37歳)など、家庭内や周囲の理解と協力に加え、外部サービスの活用を検討する声が多いようだ。
また、仕事においてライフイベントを迎える前にしておいたほうが良いこと(複数回答)は、第1位は「仕事に役立つスキルを身につけておく」(「全体」66%、「経験あり」67%、「経験なし」65%)、第2位は「上司や同僚との信頼関係を築いておく」(同60%、60%、59%)、第3位は「資格を取得しておく」(同48%、50%、47%)だった。
同調査結果は↓