婚活サービスを通じて結婚した人は過去最高の12.7%

 ブライダル総研が全国の20~49歳の男女を対象に実施した「婚活実態調査」結果(有効回答数2400人)によると、2018年婚姻者のうち、婚活サービスを通じて結婚した人は12.7%と過去最高の割合になった。2018年婚姻者のうち、婚活サービスを利用していた人は32.3%と過去最高に。さらに、婚活サービス利用者に限ってみると、婚活サービスを通じて結婚した人の割合は39.4%と引き続き高い水準を維持している。

 婚活サービス利用経験割合(恋愛もしくは結婚意向がある恋人のいない独身者が対象)は23.5%と約4人に1人が婚活サービス利用経験があり、2017年調査より増加した(2017年15.6%→2018年18.1%→2019年23.5%)。いずれの性年代においても利用経験割合が増加していることが特徴的。婚活サービスごとに利用経験割合をみると、「ネット系婚活サービス」が伸長し、全体を底上げしている。

 婚活サービスごとに性年代別の利用経験割合をみると、「ネット系婚活サービス」は、20代が男性17.9%(2018年11.5%)・女性19.3%(同13.7%)、30代が男性15.0%(同10.6%)・女性19.6%(同15.0%)と、男女ともネット系婚活サービスが他の婚活サービスと比較して高い。一方で、40代の女性においては、「婚活パーティ・イベント」の利用経験割合が16.0%(同12.0%)と他のサービスと比較して高くなっている。

 婚活サービスに対するイメージは、利用経験者と非利用経験者で差がみられる。婚活サービス利用経験者は、非利用経験者と比較し、「今後、婚活(恋活)サービスを利用する人は、周りで増えていきそう」など、前向きに捉えている割合が55.6%(非利用経験者32.3%)と高い。一方で、非利用経験者は 「婚活(恋活)サービスは面倒くさいと思う」など前向きではない割合が62.5%(利用経験者44.9%)と高い。

 また、婚活サービス利用者の中で成功(「恋人ができた」、「婚約できた」、「結婚できた」のいずれか)した層は、どの婚活サービスにおいても利用頻度が高く、利用頻度の高さと婚活サービスにおいての成功は関係が深いことが明らかになった。

 同調査結果は↓

https://souken.zexy.net/data/konkatsu/konkatsu2019_release.pdf