日本政策金融公庫が、半年に1回以上外食をしている20歳から69歳の男女1000人(男女各500人)を対象に実施した「外食に関する消費者調査(飲食店を探す際の情報源・重視する情報等)」結果によると、新たに飲食店を探す際の情報源(複数回答)は、「家族や友人、知人等から教えてもらう」と回答した割合が「ふだんの朝食や昼食・夕食の時」(51.6%)、「飲み会や食事会等の時」(42.2%)ともに最も高かった。
次いで、「食べログ」(「ふだんの朝食や昼食・夕食の時」39.8%、「飲み会や食事会等の時」42.1%)、「ぐるなび」(同23.0%、28.7%)、「ホットペッパーグルメ」(同18.5%、22.6%)などの飲食店情報サイトが上位に挙げられている。さらに、「お店のホームページ」(同11.9%、12.6%)や「Googleでの検索」(同11.8%、10.8%)が続いており、ネット媒体が主要な情報源の一つになっていることがうかがえる。
新たに飲食店を探す際の情報源を性別・性年代別にみてみると、女性は、各情報源について総じて男性よりも回答割合が高く、多様な情報源を利用しており、ネットや口コミによる情報収集に積極的であることがうかがえる。飲食店情報サイトで重視する情報(複数回答)は、「価格帯」が81.7%と最も多く、次いで、「提供しているメニューの数や種類」 (68.1%)、「料理の写真」(67.1%)などとなっている。
重視する情報を性別・性年代別にみると、女性は、多くの項目で男性よりも回答割合が高く、重視する情報が多岐にわたっている。ただし、「利用できる支払方法(クレジットカード等)」(全体では16.3%)では、男性の回答割合が18.4%と女性の14.3%を上回った。特に、男性30代は29.2%と他の性年代に比べて高い。また、最も重視する情報では、男性は、「価格帯」(同28.4%)が36.5%(女性20.8%)と、他の性年代を大きく上回った。
また、美味しい飲食店などのお店の情報を他の人に共有する意向は55.1%と過半数を占め、女性が63.4%と男性(46.8%)を大きく上回っており、女性は飲食店情報の発信に積極的なようだ。なお、ふだん飲食店を利用していて気になること(複数回答)では、「店内が薄汚れている感じがする」(26.8%)や「席が狭い」(25.6%)、「たばこを吸う人の煙が流れてくる、たばこ臭い」(22.9%)、「トイレが汚い」(22.7%)などが挙げられている。
同調査結果は↓