エン・ジャパンが、運営する総合求人・転職支援サービス『エン転職』上で、ユーザーを対象に実施した「テレワークに関する実態調査」結果(有効回答数1万207人)によると、テレワークの認知度は、「言葉も意味も知っている」は30%だった。20代は22%、40代以上は36%と年代を重ねるにつれ認知度が上がっている。これまで働いたことのある会社でテレワークの制度が「ある」(8%)との回答は1割を下回った。
また、実際にテレワークで働いた経験が「ある」との回答はわずか3%だった。具体的な働き方(複数回答)は、「自宅で、会社と連絡を取り合いながら働く」という在宅勤務型が81%、次いで「移動中などに、会社のスマートフォンやパソコンなどを使って働く」というモバイルワーク型が36%。テレワークを利用した日数は、「不定期」(32%)が最多、次いで「週に5日以上」(25%)、「週に1~2日」(24%)が続いた。
テレワーク経験者がテレワークという働き方を選んだ理由(複数回答)については、「通勤ストレスがないから」(49%)、「業務に集中できて生産性が上がるから」(32%)、「会社からの指示があったから」(26%)、「家事・出産・子育ての時間を確保したいから」(23%)、「業務上、外出が多く効率的だから」(23%)の順。テレワークへの満足度は、72%が「満足」(「とても満足」32%、「やや満足」40%)と回答した。
テレワーク経験者が今後テレワークで働くことへの意向は、72%が「テレワークで働きたい」と回答。理由(複数回答)は、トップ3は「通勤ストレスがなくなる」(71%)、「業務に集中できて生産性が上がる」(45%)、「人間関係のストレスがなくなる」(33%)だった。また、テレワーク未経験者が今後テレワークで働くことへの意向は、39%が「テレワークで働きたい」と回答した。
その理由(複数回答)は、「通勤ストレスがなくなる」(76%)、「人間関係のストレスがなくなる」(47%)、「家事・出産・子育ての時間を確保できる」(39%)がトップ3。一方、「テレワークで働きたくない」は19%。理由(複数回答)は、「仕事とプライベートをハッキリ分けられるか不安」(57%)、「会社にいる時と同じ成果をテレワークで出せるかが不安」(32%)、「長時間労働などの時間管理が不安」(28%)などが挙げられた。
同調査結果は↓