1万人に聞いた転職のきっかけ1位は「給与の低さ」

 エン・ジャパンが、運営する総合求人・転職支援サービス『エン転職』上で、ユーザーを対象に実施した「転職を考え始めたきっかけについてのアンケート調査」結果(有効回答数1万2721人)によると、転職を考え始めたきっかけ(複数回答)は、第1位が「給与が低い」(43%)だった。「7年在籍してもほとんど給与が上がらず、本社に勤めない限り昇進もないことから、転職しようと決心した」(34歳女性)といった声が寄せられた。

 第2位は「やりがい・達成感がない」(40%)だった。「アシスタント業務で、雑用がメイン。暇が多く、時間を持て余している」(26歳女性)、「今の仕事に対し、本当に相手のためになる提案なのか、自分の都合を押しつけてるだけではないのか、という疑問が離れない」(31歳男性)、「周りの同年代が活躍している中、自分だけが成長せず社会貢献していないように感じている」(35歳男性)などが理由として挙がった。

 第3位は「業界・企業の将来性に不安を感じる」(31%)だった。「一族経営で、上司も上の意見をそのまま現場に伝えるだけ。指示の内容に振り回されることが多く、退職者も絶えないので、会社の将来に不安を感じた」(25歳女性)という声が挙がった。なお、年代別にみると、20代は「給与が低い」(48%)、「やりがい・達成感がない」(43%)、「残業・休日など拘束時間が長い」(28%)が他の年代よりも高くなっている。

 転職を考える中での不安な点・気になる点については、87%が「ある」と回答。具体的な不安な点・気になる点(複数回答)のトップ3は、「自身の年齢」(56%)、「希望する転職先の有無」(48%)、「面接・選考で上手く話ができるか」(39%)だった。年代別にみると、20代は「面接・選考で上手く話ができるか」(53%)、「転職先になじめるか」(44%)が他の年代よりも目立だった。

 実際の転職経験の有無では、69%が「ある」と回答。転職経験者が不安な点・気になる点を実際に解消した方法(複数回答)は、最多は「応募や面接などの転職活動を実際にしてみる」(39%)、次いで「今後のキャリアプランを考えてみる」(28%)、「友人・知人に相談する」(27%)だった。年代別にみると、20代は他の年代に比べ、「友人・知人に相談する」(38%)、「実際に転職したことがある人に相談する」(19%)が目立っている。

 同調査結果は↓

https://corp.en-japan.com/newsrelease/2019/16884.html