6月のバイト平均時給は1181円、前年同月比23円増

 リクルートのジョブズリサーチセンターが発表した「アルバイト・パート募集時平均時給調査」結果によると、三大都市圏の6月の平均時給は、前年同月比が23円増加(+2.0%)の1181円となった。前月比では5円減少。エリア別でみると、「首都圏」が前年同月比18円増加、前月比は7円減少の1217円、「東海」は同36円増加、同3円増加の1109円、「関西」は同23円増加、同2円減少の1146円だった。

 職種別にみると、前年同月比では、「フード系」(1147円、+3.1%)、「販売・サービス系」(1154円、+2.8%)、「事務系」(1259円、+2.5%)、「製造・物流・清掃系」(1190円、+2.1%)、「専門職系」(1357円、+1.6%)の5職種でプラスだった。前月比では、「事務系」(+0.6%)、「営業系」(1219円、+0.4%)、「販売・サービス系」(+0.1%)の3職種でプラスだった。

 三大都市圏の6月度のアルバイト・パート募集時平均時給を職種別にみると、「販売・サービス系」では今年2月と4月に並ぶ過去最高額となっている。化粧品販売、ホテルスタッフが前年同月比+4%以上と伸びが大きく、インバウンドなどの影響を受けていると考えられる。レジャー施設業務全般も+3.6%と全体と比較すると大きく、夏に向けた人材確保の動きも見られた。

 首都圏エリアの平均時給は、前年同月比では18円増加、前月比は7円減少の1217円。職種別でみると、前年同月比では、「販売・サービス系」(1186円、+2.9%)、「フード系」(1183円、+2.5%)、「製造・物流・清掃系」(1221円、+1.5%)、「専門職系」(1384円、+0.5%)、「事務系」(1288円、+0.2%)の5職種でプラス。前月比では、「販売・サービス系」(+0.2%)、「事務系」(+0.2%)の2職種のみでプラスだった。

 東海エリアの平均時給は、前年同月比では36円増加、前月比は3円増加の1109円。職種別でみると、前年同月比では、「営業系」(1143円、+5.6%)、「事務系」(1129円、+5.2%)、「フード系」(1088円、+4.6%)、「専門職系」(1276円、+3.5%)、「販売・サービス系」(1094円、+3.5%)、「製造・物流・清掃系」(1117円、+2.9%)の全ての職種でプラス。前月比では、「営業系」(+1.3%)、「専門職系」(+0.7%)など5職種でプラスだった。

 関西エリアの平均時給は、前年同月比では23円増加、前月比は2円減少の1146円。職種別でみると、前年同月比では、「事務系」(1259円、+5.6%)、「製造・物流・清掃系」(1168円、+3.0%)、「フード系」(1100円、+2.9%)、「専門職系」(1316円、+2.0%)、「販売・サービス系」(1122円、+1.4%)、「営業系」(1208円、+1.3%)の全ての職種でプラス。前月比では、「事務系」(+1.5%)、「営業系」(+1.3%)など4職種でプラスだった。

 同平均時給調査結果は

https://jbrc.recruit.co.jp/data/pdf/202406_AP.pdf