4月のバイト平均時給は1186円、前年同月比43円増

 リクルートのジョブズリサーチセンターが発表した「アルバイト・パート募集時平均時給調査」結果によると、三大都市圏の4月の平均時給は、前年同月比が43円増加(+3.8%)の1186円となった。前月比では2円減少。エリア別でみると、「首都圏」が前年同月比43円増加、前月比は4円減少の1227円、「東海」は同43円増加、同2円増加の1104円、「関西」は同35円増加、同3円減少の1141円だった。

 職種別にみると、前年同月比では、「専門職系」(1380円、+4.6%)、「販売・サービス系」(1154円、+4.2%)、「フード系」(1149円、+3.8%)、「製造・物流・清掃系」(1187円、+3.8%)、「事務系」(1247円、+2.5%)、「営業系」(1202円、+1.4%)の全ての職種でプラス。前月比では、「販売・サービス系」(+0.7%)、「フード系」(+0.4%)の2職種のみでプラスだった。

 例年4月は年度初めに向けた人材需要がひと段落して時給上昇が落ち着く傾向にあるが、GWを見越した求人なども多く、1186円は2024年2月と3月に次ぐ過去3番目の高さだった。「フード系」では、勤務時間を2~3時間程度に短くする求人が見られ、人材不足を補うためには、勤務時間や休日数などのハード面だけでなく、「接客は苦手だが裏方仕事は得意」といったソフト面の求職者ニーズに応える求人づくりも重要になってきている。

 首都圏エリアの平均時給は、前年同月比では43円増加、前月比は4円減少の1227円。職種別でみると、前年同月比では、「販売・サービス系」(1189円、+4.8%)、「専門職系」(1421円、+3.9%)、「フード系」(1188円、+3.6%)、「製造・物流・清掃系」(1225円、+3.6%)、「事務系」(1289円、+3.6%)などの全ての職種でプラス。前月比では、「販売・サービス系」(+0.7%)、「フード系」(+0.3%)などの3職種でプラスだった。

 東海エリアの平均時給は、前年同月比では43円増加、前月比は2円増加の1104円。職種別でみると、前年同月比では、「専門職系」(1261円、+6.2%)、「事務系」(1122円、+5.3%)、「フード系」(1082円、+4.3%)、「製造・物流・清掃系」(1109円、+3.6%)、「販売・サービス系」(1087円、+3.3%)、「営業系」(1128円、+3.3%)の全ての職種でプラス。前月比では、「販売・サービス系」(+0.8%)などの3職種でプラスだった。

 関西エリアの平均時給は、前年同月比では35円増加、前月比は3円減少の1141円。職種別でみると、前年同月比では、「専門職系」(1311円、+5.0%)、「製造・物流・清掃系」(1156円、+3.9%)、「フード系」(1102円、+3.5%)、「販売・サービス系」(1118円、+2.8%)、「事務系」(1212円、+1.3%)、「営業系」(1166円、+1.1%)の全ての職種でプラス。前月比では、「販売・サービス系」(+0.5%)などの3職種でプラスだった。

 同平均時給調査結果は

https://jbrc.recruit.co.jp/data/pdf/202404_AP.pdf