楽天インサイトが発表した「社会人の意識に関する調査」結果(有効回答数1000人)によると、現在の仕事について「楽しいと感じる」は40.1%(「自分に合っていて、楽しいと感じる」(31.9%)と「自分に合っていないが、楽しいとは感じる」(8.1%)の合計)で、「楽しいとは感じない」は59.9%(「自分に合っているが、楽しいとは感じない」(35.5%)と「自分に合っていないし、楽しいとも感じない」(24.5%)の合計)となった。
転職回数については、「転職経験者」計(「1回」から「5回以上」の合計)が55.8%で、「0回(転職をしたことがない)」は44.2%だった。性別でみると、「転職経験者」計は、女性(62.6%)が男性(51.4%)より11ポイント以上高かった。性年代別でみると、男性は30代以上(56.3%)、女性は25歳~29歳以上(51.8%)の年代で過半数が転職の経験をしている結果となった。
転職経験者が転職した理由(複数回答)は、「給与に対する不満」(38.3%)がトップとなり、「業務内容が自身に合わない」(26.2%)、「労働時間に対する不満」(25.3%)が続いた。性別でみると、「ワークライフバランスがとれない」と回答した女性(29.9%)は男性(19.4%)より10ポイント以上多かった。性年代別でみると、男女ともに25歳~29歳では、「業務内容が自身に合わない」が全体(26.2%)より5ポイント以上高い結果となった。
現在の勤め先を選ぶうえで重視したこと(複数回答)は、「給与」(46.3%)が最も多く、次いで「業務内容」(40.7%)、「勤務場所」(38.7%)。年代別でみると、「福利厚生」は、20歳~24歳が34.3%で全体(23.1%)より11ポイント以上多く、40代は17.7%で全体より5ポイント以上少なかった。性年代別でみると、「勤務場所」と回答した女性30代は全体(38.7%)より5ポイント以上多く、40代は10ポイント多い結果となった。
社会人に特に求められていると思うスキル(複数回答)は、「コミュニケーション能力」(61.5%)、「協力とチームワーク」(49.2%)、「問題解決力」(38.9%)と続いた。性別でみると、「協力とチームワーク」は、女性が男性より11ポイント以上高かった。また性年代別でみると、「学習意欲と柔軟性」は、全体(34.5%)よりも男性20歳~24歳(25.3%)が約10ポイント低く、男性25歳~29歳(19.3%)は15ポイント以上低かった。
同調査結果は
https://insight.rakuten.co.jp/report/pdf/businessperson_2403.pdf