ソニー生命が発表した「子どもの教育資金に関する調査」結果(有効回答数1000人)によると、未就学児の親(248名)が、子どもが小学生から社会人になるまでに必要となると思う教育資金は、「1000万円~1400万円位」(31.4%)と「2000 万円~2400万円位」(25.4%)に多くの回答が集まり、平均予想金額は1439万円となった。この額は、調査開始以来最高額となった2023年(1436万円)を上回る。
また、全回答者(1000名)の子どもの大学等(大学・短期大学・専門学校)への進学に関する意識は、「(子どもが希望する場合)多少費用がかさんでも進学させたい」が 85.6%、「費用がかさむなら進学させなくてもよい」が 14.4%。子どもの大学等の入学金・授業料等の費用については、「費用にこだわらず子どもの希望を優先させたい」が 76.4%、「費用が極力抑えられる学校を選択させたい」が 23.6%となった。
全回答者(1000 名)が、将来の子どもの教育資金について感じる不安の有無は、「不安を感じる」は 83.5%、「不安を感じない」は16.5%となった。子どもの就学段階別にみると、「不安を感じる」と回答した親の割合は、中高生の親(87.3%)が最も高くなり、未就学児の親(86.3%)が続いた。子どもの教育資金に不安を感じる親(835名)のその理由(複数回答)は、「物価の上昇」(55.7%)が突出して高くなった。
自分の子どもに就いてほしい職業(自由回答)については、男子の親では、1位「公務員」、2位「会社員」、3位「医師」、4位「研究者」、5位「医療関係職(医師、看護師など除く)」となった。選んだ理由をみると、1位の「公務員」については「収入が安定しているから」、2位の「会社員」については「本人が希望しているから」、3位の「医師」については「人のためになる仕事だから」といった回答が挙げられた。
女子の親では、1位「公務員」、2位「看護師」、3位「医師」、4位「会社員」と「薬剤師」となった。選んだ理由をみると、1位の「公務員」については「収入など安定しており、将来も安心できるから」、2位の「看護師」については「どの場所にいても需要がある職業だと思うから」、3位の「医師」については「人の役に立てるから」といった回答が挙げられている。
同調査結果は
https://www.sonylife.co.jp/company/news/2023/files/240312_newsletter.pdf