明治安田生命が発表した「2023年生まれの子供の名前調査」結果(有効回答数:男の子6957人、女の子6951人)によると、男の子のトップは、澄み渡ってキラキラと輝く空や海を連想させる『碧』ちゃんで、初めてベスト10入りし、4位となった昨年からさらに順位を上げ、調査開始以来初のトップとなった。新型コロナ感染症の分類変更など、困難を乗り越えて未来が拓けた年だからこそ、輝いているイメージの『碧』ちゃんが人気に。
2位は、明るくスケールの大きいイメージのある『陽翔』ちゃんと、あたたかく穏やかな イメージのある『暖』ちゃん。4位は『律』ちゃんが昨年の25位ら大きく順位を上げた。男の子の名前は、空や海などを連想させる漢字を使用した、壮大で清々しい名前が多くベスト10入りした。わが子の無限の可能性を信じる気持ちや、広い心を持つ人になるように、おおらかで清々しい人になるように、という願いの表れだろうか。
女の子のトップは、前向きに、そしてすくすくと成長するイメージのある『陽葵』ちゃんだった。 日の光を意味する「陽」の字と「太陽の方向を向く植物」を意味する「葵」の字の組合せや、「ヒマリ」という主な読み方から連想させる、「向日葵(ひまわり)」のように まっすぐに太陽に向かう姿は、コロナ禍を乗り越え、社会が明るい方向へ進んでいる世相を反映した。
2位は、凛々しく力強いイメージのある『凛』ちゃん、3位は、人とのつながりを連想させる『紬』ちゃんだった。女の子の名前は、「結」、「愛」、「紬」など、人とのつながりを連想させる漢字を使用した、優しい名前が多くベスト10入りした。新型コロナウイルス感染症の分類変更により、人との距離が縮まり、対面で会う機会が増えるなか、改めて人との結びつきを重視する風潮の表れだろうか。
20023年生まれの名前(読み方)では、男の子は、優しく暖かくも元気な響きの『ハルト』ちゃんが15年連続トップ。女の子は、外国風な響きの『エマ』ちゃんが2年連続トップだった。また、ダイバーシティの広がりを背景に、“ジェンダーレスネーム”の人気がさらに加速した。『アオイ』ちゃん(男の子8位/女の子17位)、『スイ』ちゃん(男の子39位/女の子12位)を はじめ、昨年と比較してバリエーションが増加している。
同調査結果は
https://www.meijiyasuda.co.jp/profile/news/release/2023/pdf/20231204_01.pdf