笹川スポーツ財団が、2022年6月から7月にかけて実施した「スポーツライフ・データ(スポーツライフに関する調査)」によると、20歳以上でゴルフ(コース)・ゴルフ(練習場)いずれかまたは両方を実施した人口は856万人で、2000年の1332万人から476万人減少した。男性697万人、女性144万人となった。全体の年1回以上の実施率は、2000年13.4%から2022年8.3%までゆるやかに減少している。
年1回以上の実施率は、2002年から2022年までの20年間は10%前後で推移しており、2020年の7.7%が最も低い値だった。性別にみると、ゴルフ(コース・練習場)の実施率はすべての調査年度で女性よりも男性のほうが高く、2022年は男性14.0%、女性2.7%だった。2022年のゴルフ(コース・練習場)推計人口856万人を性別にみると、2022年男性の推計人口は2000年の1119万人から422万人減少し697万人だった。
女性は144万人であり、2000年の195万人から51万人減少。ゴルフ(コース・練習場)の推計人口は総じて減少傾向にある。年代別にみる2022年の年1回以上の実施率は、60歳代が10.8%で最も高く、70歳以上9.5%、40歳代8.8%と続く。サッカーや野球、バスケットボールなどの種目は20歳代や30歳代など若い世代の実施率が高い傾向を示したが、ゴルフ(コース・練習場)の20歳代の実施率は最も低く4.5%だった。
2000年からの推移をみると、2000年から2010年までは50歳代の実施率が最も高かったが減少を続け、2022年は全体で2番目に低い7.2%だった。20~50歳代は長期的に見ると減少傾向にあり、60歳代は横ばい、70歳以上は増加傾向にあることが読み取れる。特に男性20歳代~50歳代の実施率は大きく減少しており、2000年と比較して20歳代、50歳代は約3分の1、30歳代、40歳代は約2分の1にまで下がっている。
全体の週1回以上の実施率は、2000年に3.5%だったが、その後は2%台で推移し2022年は2.5%だった。2022年の実施率を性別にみると、男性は4.6%、女性は0.5%と男性のほうが高い。2000年以降男性は5%前後で推移しており、女性は一度も1%を超えていない。ゴルフ(コース・練習場)を定期的に実施する人は男性に多いことが確認できる。
同調査結果はhttps://www.ssf.or.jp/thinktank/sports_life/data/golf.html