楽天インサイトが発表した「SDGsに関する調査」結果(有効回答数1000人)によると、サステナビリティに関連する言葉の認知については、「ふるさと納税」の認知計(「よく知っている」(57.7%)と「聞いたことがある」(38.7%)の合計)が96.4%で最も高く、2020年12月実施の前回調査と比較してほぼ横ばい(前回:96.7%)の結果となった。次いで「フードロス(食品ロス)」、「気候変動」、「ジェンダー平等」が続いた。
5位となった「SDGs」(Sustainable Development Goals)の認知計(「よく知っている」(39.3%)と「聞いたことがある」(47.8%)の合計)は87.1%となり、前回調査(50.7%)より36ポイント以上高い結果となった。また、「サステナブル」の認知計は84.3%で、前回が50.3%だったのに対して30ポイント以上高く、「エシカル消費」の認知計は34.1%で、前回調査時(24.5%)から約10ポイント高かった。
「SDGs」の17個の目標についての関心度は、「すべての人に健康と福祉を」(48.6%)、「住み続けられるまちづくりを」(48.2%)、「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」(43.1%)、「安全な水とトイレを世界中に」(42.1%)、「貧困をなくそう」(42.0%)の順。また、5位の「貧困をなくそう」(今回:42.0%、前回50.3%)と12位の「飢餓をゼロに」(同38.7%、同45.9%)は、前回調査と比較して5ポイント以上低い結果となった。
「SDGs」の17個の目標の中で実際に取り組もうと思うもの(複数回答)は、前回と同様に「あてはまるものはない」(31.9%)の回答が最多。取組みの意向が最も多かった項目は「住み続けられるまちづくりを」(13.6%)だったが、前回同様15%以下にとどまった。次いで「すべての人に健康と福祉を」(12.6%)、「つくる責任 つかう責任」、「海の豊かさを守ろう」(ともに12.5%)、「気候変動に具体的な対策を」(12.2%)が続いた。
普段から環境保護・保全のために取り組んでいること(複数回答)は、「マイバッグを利用する」(78.6%)が最も多く、次いで「節電を心がける」(69.6%)、「買った食材・食品を使い切る」(64.8%)、「節水を心がける」(59.6%)、「マイボトルを利用する」(44.5%)という結果となった。「取り組んでいることはない」との回答割合は8.0%となり、9割以上の人が環境保護・保全のためにいずれかの取り組みを行っていることが分かった。
「エシカル消費」の認知度は、認知計(「よく知っている」(7.3%)と「聞いたことがある」(39.4%)の合計)が46.7%で、前回調査時(39.5%)から5ポイント以上高かった。性年代別でみると、20代男性の認知計が54.7%、20代女性の認知率が50.6%となり、20代男女の「エシカル消費」の認知率が50%を超える結果となった。
同調査結果は