サイトのブランド力総合編、「楽天市場」が首位獲得

 日経BPコンサルティング(東京都港区)が発表した、3万人以上のネットユーザーが国内500のサイトを評価する「Webブランド調査2023-春夏」の結果によると、調査対象500サイト中の総合ランキング第1位となったのは、「楽天市場」だった。前回(2022-秋冬)に続き、首位を獲得した。第2位は「Yahoo! JAPAN」、第3位は「Google」となり、TOP3は前回と同じ顔ぶれとなった。

 第1位の「楽天市場」のWebブランド指数(WBI)は、前回から14.8ポイント増の124.8ポイント。WBIを構成する6つの個別評価指標のうち、サイト接触による、企業活動への意識変化を示す「態度変容:企業活動」のスコアが24.2ポイント増の65.5ポイントと大幅に上昇。さらに、キャンペーンコンテンツの利用などの「行動喚起」のスコアは、前回から15.1ポイント増の176.3ポイントと、極めて高い評価を獲得した。

 「行動喚起」のスコアは、2017-春夏以来、全500サイト中で第1位を維持し続けており、日常生活と密接にかかわる利便性の高いショッピングサイトとして、高く評価されている。ちなみに、WBIとは、「アクセス頻度」、「サイト・ユーザビリティ」、「サイト・ロイヤルティ」、「態度変容:製品・サービス」、「態度変容:企業活動」、「行動喚起」の6つの個別評価指標で構成しているもの。

 一般企業サイト(インターネット専業企業サイトを除く)のトップ3は、「アサヒ飲料」、「パナソニック商品情報」、「ユニクロ公式オンラインストア」。「アサヒ飲料」は、一般企業サイト内順位が前回17位から上昇し、初の首位を獲得。500サイトでの全体順位は第6位。WBIは前回のスコアから8.0ポイント増の74.6ポイント。個別の指標では、「態度変容:企業活動」が16.9ポイント増と大幅上昇し、67.6ポイントの高評価を獲得した。

 第2位の「パナソニック商品情報」は、500サイトの全体順位で前回第50位から第8位に順位を上げた。WBIは、前回から9.9ポイント増の72.0ポイントとなった。個別の指標のうち、「態度変容:製品・サービス」が前回から15.9ポイント増の68.9ポイント、「態度変容:企業活動」は11.8ポイント増の65.5ポイント。製品・サービス、企業活動訴求がともに高い評価を獲得し、WBIの上昇に寄与した。

 前回から今回にかけてスコアが大きく上昇したサイトのトップ3は「楽天市場」、「NTTドコモ」、「江崎グリコ(Glico)」となった。「楽天市場」は前回から14.8ポイント増の124.8ポイント、「NTTドコモ」は14.3ポイント増の63.8ポイントだった。「楽天市場」は全体順位で第1位となったが、WBIを構成する6つの個別指標全てのスコアが前回を上回ったことで、スコア上昇ランキングにおいても第1位となった。

 この件は

https://consult.nikkeibp.co.jp/info/news/2023/0620ss/