5月バイト平均時給1150円、前年同月より27円増加

 リクルートのジョブズリサーチセンターが発表した「アルバイト・パート募集時平均時給調査」結果によると、三大都市圏の5月の平均時給は、前年同月比が27円増加(+2.4%)、前月比では7円増加の1150円となった。エリア別でみると、「首都圏」が前年同月比21円増加、前月比は8円増加の1192円、「東海」は同31円増加、同4円増加の1065円、「関西」は同18円増加、同4円増加の1110円だった。

 職種別にみると、前年同月比では、「フード系」(1111円、+5.3%)、「製造・物流・清掃系」(1154円、+3.0%)、「販売・サービス系」(1111円、+2.4%)、「専門職系」(1357円、+1.3%)の4職種でプラス。前月比では、「専門職系」(+2.9%)、「営業系」(1214円、+2.4%)、「製造・物流・製造系」(+0.9%)、「事務系」(1224円、+0.6%)、「販売・サービス系」(+0.4%)、「フード系」(+0.4%)の全ての職種でプラスだった。

 職種別では「販売・サービス系」、「フード系」が三大都市圏全体で過去最高額を更新。今年のゴールデンウィークは、3年ぶりに行動制限がなかったことなどの影響から、フードや店頭販売などの求人ニーズが増加。求職者に選ばれるためには、求職者のニーズに合わせた求人募集が必要になる。例えば、接客業務を希望しない求職者にとっては、店内清掃のみ、仕込み作業のみ、といった業務の切り出しなどの求人の工夫は人材確保にも有効になる。

 首都圏エリアの平均時給は、前年同月比では21円増加、前月比は8円増加の1192円。職種別でみると、前年同月比では、「フード系」(1150円、+5.0%)、「製造・物流・清掃系」(1191円、+2.3%)、「販売・サービス系」(1142円、+1.7%)、「専門職系」(1416円、+1.6%)の4職種でプラス。前月比では、「専門職系」(+3.5%)、「営業系」(1265円、2.7%)、「事務系」(1283円、+0.9%)など全ての職種でプラスだった。

 東海エリアの平均時給は、前年同月比では31円増加、前月比は4円増加の1065円。職種別でみると、前年同月比では、「フード系」(1041円、+4.6%)、「営業系」(1101円、+3.9%)、「販売・サービス系」(1050円、+3.7%)、「製造・物流・清掃系」(1075円、+3.1%)、「事務系」(1067円、+0.2%)の5職種でプラス。前月比では、「専門系」(1218円、+2.6%)、「営業系」(+0.8%)、「製造・物流・清掃系」(+0.5%)などの5職種でプラスだった。

 関西エリアの平均時給は、前年同月比では18円増加、前月比は4円増加の1110円。職種別でみると、前年同月比では、「フード系」(1067円、+4.9%)、「製造・物流・清掃系」(1125円、+2.6%)、「販売・サービス系」(1089円、+1.4%)、「専門職系」(1281円、+0.9%)の4職種でプラス。前月比では、「専門職系」(+2.6%)、「営業系」(1177円、+2.1%)、「製造・物流・清掃系」(+1.1%)など5職種でプラスだった。

 同平均時給調査結果は

https://jbrc.recruit.co.jp/data/pdf/202305_AP.pdf