ホットペッパーグルメ外食総研は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約1万人を対象とする2022年11月度の「外食市場調査」を実施した。それによると、昨年11月の外食市場規模は、3圏域合計で2479億円。前年同月比は+90億円(103.8%)と12ヵ月連続の前年比プラスだった。ただ、11月は新型コロナウイルスの感染第8波に入った時期と思われ、前年比の増加額や伸び率は鈍化した。
2019年比(コロナ禍前比)は、73.1%と前月の同78.7%から後退。外食単価は13ヵ月連続で前年実績を上回り、外食実施率、頻度が19年比で前月からマイナス幅が拡大した一方、単価は2019年比でも103.4%と前月(同101.4%)よりも伸びた。外食市場規模の食事主体業態・計は前年比106.4%(2019年比 80.7%)、飲酒主体業態・計は同96.7%(同61.0%)、軽食主体業態・計は同104.8%(同70.8%)で、2019年比は3分類とも前月より悪化した。
3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)でみると、2022年11月の外食実施率は64.2% (前月比増減-0.3ポイント、前年比増減+1.4ポイント)。同外食頻度(外食実施者の1ヵ月あたりの外食回数)は3.66回/月 (前月比増減-0.09回、前年比増減+0.05回)。同外食単価は2651円 (前月比増減+88円、前年比増減+47円)。同外食市場規模は2479億円(前月比増減+7億円、前年比増減+90億円)となっている。
圏域別にみると、外食実施率は、首都圏:62.9%(前年比増減 +0.4ポイント)、関西圏:65.5%(同+2.9ポイント)、東海圏:66.8%(同+2.4ポイント)。外食頻度は、首都圏:3.79回/月(前年比増減+0.02回)、関西圏:3.63回/月(同+0.09回)、東海圏:3.23回/月(同+0.09回)。外食単価は、首都圏:2698円(前年比増減+7円)、関西圏:2712円(同+104円)、東海圏:2331円(同+115円)となっている。
業態別にみると、市場規模は、「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」(前年比増減+35億円)、「レストラン、食堂、ダイニング、洋食店」(同+23億円)、「中華料理店」(同+14億円)等主要16業態中12業態で前年を上回った。「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」(延べ回数+24万回、単価+341円)、「レストラン、食堂、ダイニング、洋食店」(延べ回数+65万回、単価+140円)等は延べ回数・単価ともに前年比で増加した。
同調査結果は
https://www.hotpepper.jp/ggs/research/article/marketing/202211