エン・ジャパンが、同社が運営する総合求人・転職支援サービス「エン転職」上で、ユーザーを対象に実施した「管理職への志望度調査」結果(有効回答数1万1423人)によると、管理職になることへの興味は、50%が「興味がある」(「興味がある」26%、「どちらかといえば興味がある」24%)と回答した。男女別にみると、「興味がある」は、男性が62%、女性が41%と、21ポイントの差がみられた。
一方、「興味がない」(「興味がない」16%、「どちらかといえば興味がない」13%)と回答したのは29%だったが、男女別にみると、男性が19%だったのに対し、女性は38%と、2倍の差があった。年代別にみると、「興味がある」の最多は30代(「興味がある」28%、「どちらかといえば興味がある」26%)だった。また、「興味がない」では、20代と40代以上がともに30%で最も多くなっている。
管理職に「興味がある」と回答した理由(複数回答)は、最多は「自分を成長させたいから」(43%)。その理由では、「部下を持ち、的確な指示を出したり、親身になることにより、自身の人間性も高まると思う」(25歳男性)、「コミュニケーション力や判断力など、必要とされる能力が多いため、成長できると思う」(31歳女性)という声が挙げられた。次いで、「給与を上げたいから」(41%)、「仕事の幅を広げたいから」(39%)が続いた。
管理職に「興味がない」と回答した理由(複数回答)では、「自分に管理職は向いていないと思うから」(28%)が最多。その理由では、「現場で働いているほうが性に合う」(25歳男性)、「管理職として、ときに怒ったり、間違いを指摘するなどは、性格に合わない」(32歳女性)という声が寄せられた。次いで、「プライベートの時間がなくなりそうと感じるから」(23%)、「仕事の責任を増やしたくないから」(22%)が続いた。
なお、「管理職の経験がある」との回答は27%。男女別にみると、男性が40%、女性が16%と2倍以上の差があっ。また、年代が上がるにつれて、管理職経験者は増えていく。「管理職経験がある」と回答した人が管理職の経験をして良かったこと(複数回答)は、トップ3は「自分で決められることが増えた」(44%)、「部下の成長に関わることが出来た」(43%)、「自分の視野が広がった」(42%)だった。
同調査結果は↓
https://corp.en-japan.com/newsrelease/2018/15683.html