スマートフォンによる電子納税証明の申請がスタート

 国税庁ではe-Taxの利便性向上を進めているが、9月20日から、電子納税証明書(PDF形式及びXML形式)の交付及び納税証明書の郵送による書面交付について、従来のe-Taxソフト(WEB版)に加え、スマートフォン版のe-Taxソフトで申請や受取りが簡単な操作でできるようになったことを明らかにした。同庁では、その利用を勧めるとともに、チラシを作成し周知を図っている。

 電子納税証明書(PDF形式及びXML形式)は、税務署窓口に行く必要がなく、請求から受取りまで非対面でできることや、手数料が書面の請求の場合1税目1年度1枚あたり400円に対して1税目1年度あたり370円と安いことのほか、期限内であれば、書面として何枚でも印刷ができ、またダウンロードした電子データは何度でも使用できる、といったメリットが多いことから納税者に好評を得ている。

 e-Taxソフト(スマートフォン版)での申請の仕方は、お手持ちのスマートフォン及びタブレット端末からe-Taxソフト(スマートフォン版)にログインし、「納税証明書の交付請求書(電子交付用)」又は「納税証明書の交付請求(書面交付用)」から選択し、画面表示に従い必要事項を入力し、送信することで電子納税証明書の交付及び納税証明書の郵送による書面交付の申請ができる。

 なお、e-Taxソフト(スマートフォン版)を利用した納税証明書の交付請求には、申請者本人(法人の場合は代表者本人)のマイナンバーカードが必要なので注意したい。また、スマートフォンを利用した電子納税証明書(PDF)の請求は、本人(法人の場合は代表者本人)のみが行うことができる。代理人の場合は、手持ちのパソコンから請求することになる。

 リーフレットは

https://www.nta.go.jp/taxes/nozei/nozei-shomei/pdf/0022008-056_01.pdf