今年のGWのカレンダーは、4月29日~5月1日と5月3日~5日が3連休。5月2日と5月6日を休みにすると、4月29日から10連休となる。JTBは、「ゴールデンウィーク(2022年4月25日~5月5日)の1泊以上の旅行に出かける人」の旅行動向見通しをまとめ発表した。なお、今期も夏期や年末年始同様、新型コロナの世界的拡大により海外渡航が制限されているため、国内旅行のみを対象としている。
それによると、GW期間中の旅行予定は、「行く」(「行く」と「たぶん行く」の合計)」と回答した人は調査時点(3月18日~25日)で17.2%と前年から6.9ポイント増加した。 旅行に行かない理由としては、「新型コロナウイルス感染症がまだ収束していないから/拡大の懸念があるから」(39.4%)が最多だが、前年から▲24.5ポイントと大きく減少。次いで「ゴールデンウィークは混雑するから」(31.9%)が続いた。
GW期間(4月25日~5月5日)の国内の旅行動向については、各種経済指標、交通機関各社の動き、宿泊施設の予約状況、各種定点意識調査などをもとに算出し、1600 万人(対 21年68.4%増、対19年▲33.4%)と推計。また、国内旅行平均費用は同3万4500 円(対21年6.8%増、対19年▲3.9%)、総額5520億円と推計している。帰省を含むアンケート調査では、出発日のピークは4月29日だった。
旅行に行く目的や動機は、「リラックスする、のんびりする」(37.4%)が最多、次いで「家族と過ごす」(36.2%)、「食事、地域の味覚を味わう」(32.8%)、「自然や風景を楽しむ」(30.9%)、「温泉でゆっくりする」(30.2%)。旅行日数は、「1泊」が36.1%と最多だが、前年から▲3.1ポイント減少。一方で「2泊」(32.6%)は4.0ポイント増加、「3泊」(17.1%)は0.8ポイント増加と、前年と比べ旅行日数は増加傾向となっている。
旅行先は、「関東」が20.7%で最多、次いで「近畿」(15.5%)、「東海」(10.2%)、「九州」(10.2%)の順。同行者は、「夫婦のみ」が25.5%で最も多く、前年より3.3ポイント増加。一人当たりの旅行費用は、「1万円~2万円未満」が 23.8%で最も多く、次いで「2万円~3 万円未満」(17.%)、「1万円未満」(14.1%)と続き、3万円未満の合計は55.7%となり、前年に比べ▲9.6ポイント減少している。
利用交通機関は、「乗用車・レンタカー」が62.0%で最多だが、前年より▲3.1ポイント減少。「鉄道全体」は38.8%となり、前年より1.5ポイント増加。利用宿泊施設は、「ホテル」が43.8%で最多、「実家や親族の家」(22.3%)、「旅館」(21.5%)と続く。感染対策として、これまでは「キャンプ場・キャンピングカー・車中泊など、アウトドアに関する宿泊」(4.5%)や「民泊・貸別荘」(1.1%)が増加傾向にあったが、いずれも減少した。
同調査結果は↓