リクルートのジョブズリサーチセンターが発表した「アルバイト・パート募集時平均時給調査」結果によると、三大都市圏の８月の平均時給は、前年同月比が34円増加（＋2.9％）の1190円となった。前月比では５円増加。エリア別でみると、「首都圏」が前年同月比30円増加、前月比は６円増加の1226円、「東海」は同47円増加、同６円増加の1121円、「関西」は同31円増加、同３円増加の1151円だった。
職種別にみると、前年同月比では、「販売・サービス系」（1163円、＋3.8％）、「事務系」（1267円、＋3.8％）、「専門職系」（1378円、＋3.4％）、「フード系」（1150円、＋3.1％）、「製造・物流・清掃系」（1193円、＋2.7％）、「営業系」（1221円、＋2.0％）の全ての職種でプラス。前月比では、「専門職系」（＋2.4％）、「事務系」（＋1.4％）、「販売・サービス系」（＋0.1％）、「営業系」（＋0.1％）の４職種でプラスだった。
職種別では、「販売・サービス系」で２ヵ月連続過去最高額を更新、「フード系」と「製造・物流・清掃系」は過去２番目の高さだった。「フード系」では、人材が不足しがちな時間帯の募集を強化するため、７～８時などの勤務に早朝手当を支給する求人や、接客対応ができる外国人の採用を強化するため、必要とする日本語レベルを記載する求人、即戦力となる経験者を採用するために、賃金を上乗せする求人などさまざまな工夫が見られた。
首都圏エリアの平均時給は、前年同月比では30円増加、前月比は６円増加の1226円。職種別でみると、前年同月比では、「販売・サービス系」（1195円、＋4.0％）、「フード系」（1191円、＋2.9％）、「製造・物流・清掃系」（1224円、＋2.1％）、「事務系」（1301円、＋1.8％）など全ての職種でプラス。前月比では、「専門職系」（1395円、＋1.6％）、「事務系」（＋1.4％）、「フード系」（＋0.3％）、「営業系」（1256円、＋0.2％）の４職種でプラスだった。
東海エリアの平均時給は、前年同月比では47円増加、前月比は６円増加の1121円。職種別でみると、前年同月比では、「専門職系」（1332円、＋8.8％）、「事務系」（1146円、＋6.4％）、「営業系」（1148円、＋5.7％）、「フード系」（1088円、＋4.1％）、「製造・物流・清掃系」（1123円、＋4.0％）、「販売・サービス系」（1101円、＋3.9％）の全ての職種でプラス。前月比では、「専門職系」（＋3.6％）、「事務系」（＋0.7％）などの５職種でプラスだった。
関西エリアの平均時給は、前年同月比では31円増加、前月比は３円増加の1151円。職種別では、前年同月比では、「事務系」（1242円、＋4.5％）、「専門職系」（1357円、＋4.2％）、「製造・物流・清掃系」（1170円、＋3.3％）、「フード系」（1102円、＋3.1％）、「販売・サービス系」（1125円、＋2.7％）、「営業系」（1189円、＋0.2％）の全ての職種でプラス。前月比では、「専門職系」（＋3.7％）、「事務系」（＋0.9％）などの３職種でプラスだった。
同平均時給調査結果は