男性会社員のお小遣い額は前年比微減の3万9081円

 SBI新生銀行が20代から50代の有職者の男女約2700名を対象に実施した「2024年会社員のお小遣い調査」結果によると、男性会社員の月額平均お小遣い額は、3万9081円と前年に比べて1477円減少し、再び4万円台を割った。この1年間のお小遣い額の変化では、変化があった会社員は「アップした」が8.9%(前年は6.9%)、「ダウンした」が10.4%(同、9.8%)と、ダウンした会社員の割合が前年よりも高い結果となった。

 一方、女性会社員のお小遣い額は、前年より80円減少し、3万4921円となり、男性会社員よりも減少幅が少なく、ほぼ昨年と同水準。年代別では20代が最も高く4万578円と男性会社員の20代の平均額とほぼ同水準となった。また、男性会社員の1日の昼食代は、前年の624円から85円増加し、709円となり、調査を開始した2010年以降初めて700円台を超えた。年代別にみると、30代で749円と最も高くなっている。

 女性会社員の1日の昼食代は、前年の696円から2円減少して694円となり、5年ぶりに減少したが、前年とほぼ同水準だった。男性会社員と女性会社員ともに持参弁当の割合が最も高く、男性で36.7%、女性で53.5%を占めている。また、男性会社員の1ヵ月の外での飲み代は1万3533円(前年比317円減)と前年から減少したが、女性会社員は9791円(同217円増)と前年から増加した。

 男性会社員の昼食代の支払い方法は、「現金」が65.3%で最も高く、次いで「QRコード決済」が36.9%、「クレジットカード」が36.2%と続く。女性会社員の昼食代の支払い方法は、「現金」が64.0%で最も高く、次いで「QRコード決済」が46.8%、「クレジットカード」が36.8%。前年と比較して、男性会社員の「現金」使用が6.4ポイントほど減少し、特に20代では59.7%と6割を切る結果となった。

 新NISAの認知については、男性会社員は「知っている」が76.5%、女性会社員は75.1%とほぼ同水準。性年代別でみると、男女ともに20代で認知がやや低めの傾向となった。また、老後資金について、男性会社員の投資開始意向は39.7%、女性会社員は42.0%となる。最も投資開始意向の高い層は女性20代で52.6%と半数を超えている。一方、男女ともに50代は投資開始意向が低めで3割前後となっている。

 同調査結果は

https://corp.sbishinseibank.co.jp/ja/news/news/20240628.html