エン・ジャパンが、運営する若手ハイキャリア向けスカウト転職『AMBI』上で39歳以下のユーザーを対象に実施した「管理職への意向についての調査」結果(有効回答数1156人)によると、回答者の14%が現在、管理職だったが、現在管理職ではない86%が管理職に就くことに興味の有無は、70%が「ある」(「興味がある」38%、「どちらかといえば興味がある」32%)と回答した。
管理職に就くことへの関心は、女性(61%)より男性(77%)のほうが16ポイント高い結果となった。管理職に就くことに興味がある理由(複数回答)は、上位は「給与を上げたいから」(76%)、「自分を成長させたいから」(63%)、「仕事の幅を広げたいから」(59%)。一方、管理職に就くことに興味がない理由(複数回答)は、上位は「時間的な負担が重くなりそうだから」(59%)、「大きな責任を負いたくないから」(52%)だった。
現在管理職が今後も管理職を続けることの意向は、75%が「続けたいと思う」(「続けたいと思う」45%、「どちらかというと続けたいと思う」30%)と回答。「どちらかというと続けたいと思う」を含めると、続けたいと思う割合に男女差はなかった。回答者からは、管理職を続けたい理由として、「上流に関われるから」(20代女性)や「自分一人でやるよりも大きな成果を出すことができるから」(20代男性)などの声が寄せられた。
また、管理職を続けたいと思わない理由(複数回答)では、上位は「業務に対する報酬が見合わないと感じるから」(47%)、「業務量が多すぎるから」(42%)、「時間的な負担が大きいから」(37%)だった。なお、若手社員を積極的に管理職に登用する企業への魅力の有無は、82%が「魅力を感じる」(「魅力を感じる」42%、「どちらかというと魅力を感じる」40%)と回答した。
回答者からは、魅力を感じる理由として、「人事考課制度が健全に機能しているような印象を受けるため」(20代男性)や、「若手のうちから裁量のある仕事を任せてもらえるということは、人への投資を行なってくれる企業だと思うから。また、変化の激しいマーケットでの適応力が高く、企業としての成長力があると思うから(20代男性)、「旧弊の打破や、革新したいのだろうという意思を感じるから」(30代男性)などの声が寄せられた。
同調査結果は