寒い冬、旅行といえば何といっても温泉旅行。リクルートライフスタイル社に設置されたじゃらんリサーチセンターがまとめた「人気温泉地ランキング2024」(有効回答数1万6107人)によると、これまでに行ったことがある温泉地のうち、もう一度行ってみたい温泉地(5つまで回答)は、前年、「箱根温泉(神奈川県)」にトップの座を奪われた「草津温泉(群馬県)」が、今年は2918票で1位に返り咲いた。
以下のランキングは、「箱根温泉」(2877票)、「道後温泉(愛媛県)」(2187票)、「登別温泉(北海道)」(2053票)と続き、「有馬温泉(兵庫県)」(1622票)が新たにベスト5に加わった。「草津温泉」が選ばれた理由(5つまで回答)は、「街の雰囲気が好き」(73.3%)、「温泉の効能や泉質が気に入っている」(58.9%)など、「箱根温泉」は、「街の雰囲気が好き」(60.9%)、「交通の便がいい」(54.0%)などが上位に挙げられている。
一方、まだ行ったことはないが、一度は行ってみたいという全国あこがれ温泉地ランキング(5つまで回答)では、「乳頭温泉郷(秋田県)」(2592票)が5年連続でトップの座を維持。次いで、「草津温泉」(2397票)、「銀山温泉(山形県)」(2371票)、「登別温泉」(1919票)、「道後温泉」(1904票)と、ここまでがベスト5。以下、「由布院温泉(大分県)」(1792票)、「有馬温泉」(1598票)、「箱根温泉」(1569票)などが続く。
最近1年間に行ったことがある温泉地ランキング(複数回答)では、「箱根温泉」(1701票)がトップ、以下、「熱海温泉(静岡県)」(1213票)、「草津温泉」(1093票)、「下呂温泉(岐阜県)」(959票)に、「道後温泉」(896票)が昨年の12位から新たにベスト5に加わった。ただし、いずれのエリアでも、居住地近郊の温泉地へ多数の票が集まる傾向にあり、関東・甲信越エリアの居住人口の多さが、ランキングの結果に影響しているとみられている。
最近1年間に行ったことがある温泉地の総合満足度(1年間の訪問者100人以上)は、「高湯温泉」(満足度94.4%)が3年ぶりに1位を獲得。2位に「奥飛騨温泉郷(鹿児島県)」(同93.4%)、3位に「黒川温泉(熊本県)」(同93.2%)がランクイン。また、訪問者を50人以上100人未満とした「秘湯部門」では、「九重“夢”温泉郷(大分県)」(同96.6%)が初の1位、「温泉津温泉(島根県)」(同95.0%)が続いた。
「人気温泉地ランキング」の詳細は
https://jrc.jalan.net/wp-content/uploads/2023/12/6bd37ba8c43e1d6ae639c66616487c07.pdf