「メタバース」の認知率は、2年間で4倍以上に増加

 電通が全国15~59歳の2000人を対象に実施した「メタバースに関する意識調査」結果によると、「メタバース」という言葉の認知率は、調査開始の2021年(18.6%)から4倍以上増加し8割超(82.1%)となったことが分かった。世代別では、「40~50代」(83.7%)が最も高く、「Z世代」(81.7%)、「ミレ二アル世代」(79.1%)と続く。「Z世代」の職業・所属別では、「中学生・高校生・高専生」(88.9%)が最も高い。

 メタバースプラットフォームの利用経験率は18.0%。世代別では、「Z世代」(39.9%)が最も高く、「ミレ二アル世代」(18.3%)、「40~50代」(9.0%)と続く。「メタバースプラットフォームを現在、利用/プレイする人」の1日あたりの平均利用時間は68.8分。世代別では、「Z世代」(72.5分)が最も長く、「ミレニアル世代」(66.9分)、「40~50代」(62.7分)と続く。

 メタバースを誰と楽しむかでは、メタバースプラットフォーム利用経験者は「一人で楽しむ」(39.6%)人が最多。続いて、一緒に楽しむ相手は、「リアルでつながっている友達」(37.9%)、「家族」(29.0%)、「オンラインでつながっている友達」(28.4%)の順。「Z世代」、「40~50代」は「一人で楽しむ」(Z世代:43.4%、40~50代:42.6%)人が最多だが、「ミレ二アル世代」は「リアルでつながっている友達」(40.4%)と楽しむ人が最も多い。

 「Z世代」が一緒にメタバースプラットフォームを楽しむ相手は、「リアルでつながっている友達」(42.8%)が「オンラインでつながっている友達」(21.7%)の約2倍。一方で「40~50代」は「リアルでつながっている友達」(26.6%)が「オンラインでつながっている友達」(33.0%)より6.4ポイント少ない。なお、「好き/応援しているVTuberがいる」Z世代の割合(32.9%)は、全体平均(16.5%)の約2倍だった。

 同調査結果は

https://www.dentsu.co.jp/news/item-cms/2023018-1211_3.pdf