9月バイト平均時給1161円、前年同月比20円増加

 リクルートのジョブズリサーチセンターが16日に発表した「アルバイト・パート募集時平均時給調査」結果によると、三大都市圏の9月の平均時給は、前年同月比が20円増加(+1.8%)、前月比では5円増加の1161円となった。エリア別でみると、「首都圏」が前年同月比22円増加、前月比は5円増加の1201円、「東海」は同10円増加、同2円増加の1076円、「関西」は同10円増加、同8円増加の1128円だった。

 職種別にみると、前年同月比では、「フード系」(1118円、+4.6%)、「販売・サービス系」(1127円、+3.8%)、「製造・物流・清掃系」(1166円、+2.4%)の3職種でプラス。前月比では、「事務系」(1255円、+2.8%)、「専門職系」(1345円、+0.9%)、「営業系」(1205円、+0.7%)、「販売・サービス系」(+0.6%)、「フード系」(+0.3%)、「製造・物流・清掃系」(+0.3%)の全ての職種でプラスだった。

 職種別では「フード系」が7ヵ月連続で過去最高額を更新し、「販売・サービス系」でも過去最高額タイとなった。背景には、求人ニーズの高まりだけでなく、最低賃金改定を目前に、企業が時給を見直している影響もありそうだ。「フード系」では、短時間勤務や清掃業務のみなど、時間や業務の切出しが引き続き進み、「販売・サービス系」では勤務時間・曜日の自由度が高い求人や、インバウンド向けに語学力を生かす求人などが見られた。

 首都圏エリアの平均時給は、前年同月比では22円増加、前月比は5円増加の1201円。職種別でみると、前年同月比では、「フード系」(1158円、+4.6%)、「販売・サービス系」(1161円、+4.1%)、「製造・物流・清掃系」(1202円、+2.0%)、「事務系」(1313円、+1.9%)の4職種でプラス。前月比では、「事務系」(+2.7%)、「営業系」(1256円、+1.1%)、「販売・サービス系」(+1.0%)などの全ての職種でプラスだった。

 東海エリアの平均時給は、前年同月比では10円増加、前月比は2円増加の1076円。職種別でみると、前年同月比では、「フード系」(1047円、+4.0%)、「販売・サービス系」(1061円、+2.5%)、「製造・物流・清掃系」(1083円、+2.1%)の3職種でプラス。前月比では、「専門職系」(1240円、+1.3%)、「営業系」(1097円、+1.0%)、「事務系」(1087円、+0.9%)、「製造・物流・清掃系」(+0.3%)などの全ての職種でプラスだった。

 関西エリアの平均時給は、前年同月比では10円増加、前月比は8円増加の1128円。職種別でみると、前年同月比では、「フード系」(1075円、+4.1%)、「販売・サービス系」(1099円、+2.3%)、「製造・物流・清掃系」(1140円、+1.8%)の3職種でプラス。前月比では、「事務系」(1230円、+3.4%)、「専門職系」(1324円、+1.7%)、「フード系」(+0.6%)、「製造・物流・清掃系」(+0.6%)などの5職種でプラスだった。

 同平均時給調査結果は

https://jbrc.recruit.co.jp/data/pdf/202309_AP.pdf