楽天インサイト」が全国の20~69歳の男女1000人を対象に実施した「睡眠に関する調査」結果によると、睡眠に関する悩みの有無は、「悩みあり」計(「大きな悩みがある」(7.8%)、「悩みがある」(21.7%)、「やや悩みがある」(33.3%)の合計)は全体で62.8%と6割を超えた。年代別でみると、20代の「悩みあり」計は67.7%、30代では67.2%となり、全体より約5ポイント高かった。
睡眠に関する悩みの内容(複数回答)は、「寝ても疲れが取れない」(39.6%)が最も多く、次いで「眠りが浅い」(39.2%)、「夜中に目が覚める」(34.9%)。年代別でみると、20代・30代は「夜中に目が覚める」が2割前半なのに対し(20代:23.9%、30代:23.1%)、50代・60代は4割半ば(50代:45.1%、60代:44.6%)と、20ポイント以上の差がみられた。また、30代では「寝つきが悪い」(39.7%)が全体より約12ポイント高かった。
睡眠に関する悩みが生じる要因(複数回答)は、「仕事のストレス」と回答した人が30.1%と最も多く、次いで「加齢」(27.7%)、「日中の過労」(21.8%)。ライフステージ別でみると、ファミリー(配偶者、未就学児の末子と同居)では「就寝時における子どもの世話・寝相」が50.8%で半数を超えた。また、親と同居(配偶者、子どもと同居なし)では「人間関係のストレス」(25.8%)、「寝室が暑いまたは寒い」(22.7%)が多い結果となった。
理想と実際の平均睡眠時間は、平日は理想の睡眠時間が約7.3時間である一方、実際は約6.1時間でその差は約1.2時間。また、休日の理想睡眠時間は約7.7時間だった一方、実際は約6.8時間でその差は約0.9時間だった。ライフステージ別でみると、休日の理想と実際の睡眠時間における差は一人暮らし(約0.7時間)、夫婦のみ(約0.8時間)で小さく、休日はより理想に近い睡眠時間をとることができていることが分かった。
横になってから寝るまでの時間は、平日で平均38.3分、休日で平均40.7分となり、平日と休日でほぼ差がない。男女別でみると、平日・休日ともに男性より女性の方が横になってから寝るまでの平均時間が長かった(男性:平日36.3分・休日37.0分、女性:平日40.4分・休日44.5分)。年代別でみると、20代・30代が全体に比べ長い結果となった(20代:平日48.4分・休日51.3分、30代:平日45.7分・休日51.1分)。
同調査結果は