電通が全国15~64歳の2000人を対象に実施した「仕事・結婚・子育てに関する意識調査」では、調査対象者を「Z世代(15~26歳)」、「ミレニアル世代(27~42歳)」「X世代以上(43~64歳)」の3世代に分け、世代ごとの意識の違いを分析した。その調査結果によると、「結婚するかしないかは個人の自由だ」と考える人は73.9%(「そう思う」(42.0%)、「ややそう思う」(31.9%)の合計=以下同)だった。
そのうち、「そう思う」は全体平均で42.0%だったが、X世代以上(36.4%)は最も低く、ミレニアル世代(49.4%)より13.0ポイント低かった。また、「子どもをもつかどうかは個人の自由だ」と考える人は全体平均で69.8%(「そう思う」(38.3%)、「ややそう思う」(31.5%))だった。そのうち、「そう思う」と回答した人は38.3%だったが、「結婚するかしないかは個人の自由だ」と同じくX世代以上(33.7%)が最も低い。
「転職は自分の人生を良くするための手段である」と考える人は全体平均で48.2%(「そう思う」(13.4%)、「ややそう思う」(34.8%))。世代別では、Z世代(54.6%)が最も高く、ミレニアル世代(52.8%)、X世代以上(43.4%)と続く。「当面の生計がたてられれば、非正規雇用でもよい」と考える人は全体平均で30.1%(「そう思う」(9.2%)、「ややそう思う」(20.9%))。Z世代(38.7%)が最も高く、同じく若い世代ほど高い。
「育休や産休の制度がしっかりしている職場で働きたい」と考える人は全体平均で53.5%(「そう思う」(21.2%)、「ややそう思う」(32.3%))。特に、Z世代(64.4%)は、全体より10.9ポイント高い。また、「結婚したならば、子どもをもつほうがよい」と考える人は全体平均で34.8%(「そう思う」(10.8%)、「ややそう思う」(24.0%))。世代別では、X世代以上(39.3%)が最も高く、ミレ二アル世代(31.2%)、Z世代(27.1%)と続く。
最後に、「子どもができたならば、結婚したほうがよい」と考える人は、全体平均で50.7%(「そう思う」(20.3%)、「ややそう思う」(30.4%)の合計)。X世代以上(53.1%)が最も高く、同じく年齢が上の世代ほど高くなっている。
同調査結果は