エン・ジャパンが運営する総合求人サイト『エン転職』上で、ユーザーを対象に実施した「アフターコロナの働き方についてのアンケート調査」結果(有効回答数7783人)によると、去る5月8日に新型コロナウイルスが5類化に移行し、オフィス回帰が進む現在の会社への出社頻度は、「毎日出社」は53%、「出社していない(テレワーク)」は19%、出社とテレワークを掛け合わせて週何日か出社する「ハイブリッドワーク」は19%だった。
業種別でみると、「毎日出社」の比率が最も高いのは「インフラ」(65%)、最も低いのは「IT・通信・インターネット」(37%)で、28ポイントの開きがあった。また、5類化に伴っての出社頻度の変化は、「出社が増えた」との回答は10%だった。出社頻度の増加に対する所感は、「良いと思う」が56%(「とても良いと思う」21%、「まあまあ良いと思う」35%)で、半数以上が好意的な受け止めであることが分かった。
年代別でみると、20代が51%、30代が50%だったのに対し、40代以上は60%と最も高い比率だった。出社が増えてよかったこと(複数回答)については、「雑談など、コミュニケーション不足が解消された」が45%で最多、次いで、「オンオフの切替えがしやすくなった」(25%)、「体力が付いた」(18%)、「孤独感を感じなくなった」(16%)、「アイデア・発想が出やすくなった」(10%)、「生産性が上がった」(10%)などが挙げられた。
理想の出社頻度については、「週3日以上」の希望者が63%(毎日出社、週4日出社、週3日出社:それぞれ21%)。年代別でみると、週3日以上の希望者が多いことに違いはなかったが、「毎日出社」の回答割合に違いが見られ、40代以上の26%に対し、20代は14%、30代は16%と2割を下回った。なお、出社頻度が転職活動における企業選びに「影響する」との回答は63%(「とても影響する」30%、「少し影響する」33%)だった。
同調査結果は