転職活動において過去に選考辞退をした経験者は61%

 エン・ジャパンが、運営する総合求人サイト『エン転職』上でユーザーを対象に実施した「選考辞退に関するアンケート調査」結果(有効回答数8622人)によると、転職活動において選考辞退をした経験の有無は、「ある」との回答は61%で、2022年に実施した同調査より5ポイント上昇した。選考辞退の経験者が辞退したタイミングは、「面接前」が46%、「面接後」は45%、「内定取得後」は37%だった。

 面接前に選考を辞退した46%の経験者のその理由(複数回答)については、トップ3が「他社の選考が通過した」(37%)、「ネットで良くない口コミを見た」(27%)、「企業の応対が悪かった」(20%)。以下、「都合がつかなかった」(19%)、「自信がなくなった」(16%)、「気が変わった」(14%)、「周囲から引き留められた」(7%)、「職務経歴書等の作成が面倒だった」(6%)が続いた。

 面接後に選考を辞退した理由(複数回答)については、「求人情報と話が違った」が49%で最も多く、次いで「他社の選考が通過した」(35%)、「雰囲気が悪かった」と「面接官の態度が悪かった」(ともに28%)など。また、内定取得後に選考を辞退した理由(複数回答)では、第1位が「他社の選考が通過した」と「提示された条件がイマイチだった」が同率44%で最も多く、次いで「雰囲気が悪かった」(20%)だった。

 これが決め手となって辞退を決めたエピソードとしては、「他社の選考が通過した・面接後、1週間後と言われていた結果連絡が、3週間後で、すでに他社から内定をもらっていたため辞退した」(20代女性)や、「応募要項で提示されていた給与、勤務地、勤務時間などの待遇や条件が面接時に変更されていた」(30代男性)、「2次面接中に『入社後は半年~1年間営業をやってもらう』と言われた」(30代女性)などがあった。

 対して、これが決め手となって入社を決めたというエピソードでは、「面接官からの『まさに欲しい人材』との言葉。そして何より、『逃したくない!』という気持ちが伝わる、迅速な面接通過の連絡」(20代女性)や、「社員面談でお会いした方が、仕事のことや趣味のことなどをたくさん話してくれた。『入社されたらぜひランチに行きましょう」と言ってくれたことで、入社後のイメージができた』(20代女性)などの声が寄せられた。

 同調査結果は

https://corp.en-japan.com/newsrelease/2023/33829.html