6月バイト平均時給1158円、過去最高昨12月に並ぶ

 リクルートのジョブズリサーチセンターが発表した「アルバイト・パート募集時平均時給調査」結果によると、三大都市圏の6月の平均時給は、前年同月比が31円増加(+2.8%)、前月比では8円増加の1158円となり、2022年12月に並んで過去最高となった。エリア別でみると、「首都圏」が前年同月比24円増加、前月比は7円増加の1199円、「東海」は同37円増加、同8円増加の1073円、「関西」は同27円増加、同13円増加の1123円だった。

 職種別にみると、前年同月比では、「フード系」(1113円、+5.1%)、「販売・サービス系」(1123円、+3.6%)、「製造・物流・清掃系」(1165円、+2.8%)、「専門職系」(1335円、+1.0%)の4職種でプラス。前月比では、「営業系」(1243円、+2.4%)、「販売・サービス系」(+1.1%)、「製造・物流・製造系」(+1.0%)、「事務系」(1228円、+0.3%)、「フード系」(+0.2%)の5職種でプラスだった。

 職種別では「販売・サービス系」、「フード系」が過去最高額を更新し、「製造・物流・清掃系」も前年同月比+2.8%と高い増加率となった。6月は夏の人材需要に向けて求人ニーズが高まるタイミング。特に「販売・サービス系」では、お中元販売やコンサート会場のスタッフなどイベント需要が活況になっており、また、マスクを外す機会も増え、化粧品販売スタッフのニーズも増加しているようだ。

 首都圏エリアの平均時給は、前年同月比では24円増加、前月比は7円増加の1199円。職種別でみると、前年同月比では、「フード系」(1154円、+4.7%)、「販売・サービス系」(1153円、+3.0%)、「製造・物流・清掃系」(1203円、+2.4%)、「専門職系」(1377円、+0.6%)の4職種でプラス。前月比では、「営業系」(1312円、3.7%)、「販売・サービス系」(+1.0%)、「製造・物流・清掃系」(+1.0%)、「フード系」(+0.3%)など5職種でプラスだった。

 東海エリアの平均時給は、前年同月比では37円増加、前月比は8円増加の1073円。職種別でみると、前年同月比では、「フード系」(1040円、+4.4%)、「販売・サービス系」(1057円、+4.0%)、「製造・物流・清掃系」(1086円、+2.8%)、「専門職系」(1233円、+2.0%)など全ての職種でプラス。前月比では、「専門職系」(+1.2%)、「製造・物流・清掃系」(+1.0%)、「販売・サービス系」(+0.7%)などの4職種でプラスだった。

 関西エリアの平均時給は、前年同月比では27円増加、前月比は13円増加の1123円。職種別でみると、前年同月比では、「フード系」(1069円、+4.6%)、「販売・サービス系」(1106円、+2.9%)、「専門職系」(1290円、+2.8%)、「製造・物流・清掃系」(1134円、+2.4%)の4職種でプラス。前月比では、「販売・サービス系」(+1.6%)、「営業系」(1192円、+1.3%)、「製造・物流・清掃系」(+0.8%)など全ての職種でプラスだった。

 同平均時給調査結果は

https://jbrc.recruit.co.jp/data/pdf/202306_AP.pdf