正社員等労働者過不足判断、48期連続して不足超過

 厚生労働省がこのほど公表した「労働経済動向調査(2023年5月)」結果(有効回答数2739事業所)によると、2023年4~6月期実績見込みの正社員等雇用判断DI(「増加」-「減少」)は、調査産業計で+3ポイントとなった。産業別にみると、「サービス業(他に分類されないもの)」(+17ポイント)、「建設業」(+13ポイント)などでプラスとなる一方、「医療,福祉」(▲4ポイント)でマイナスとなった。

 2023年7~9月期見込みでの正社員等雇用判断DIは、調査産業計で+9ポイント。産業別にみると、「情報通信業」(+17ポイント)、「運輸業,郵便業」(+15ポイント)など各産業でプラスとなった。また、2023年4~6月期実績見込みのパートタイム雇用判断DIは、調査産業計で+1ポイントとなった。産業別にみると、「宿泊業,飲食サービス業」(+22ポイント)、「情報通信業」(+9ポイント)などでプラスとなった。

 一方、「卸売業,小売業」(▲4ポイント)、「医療,福祉」(▲3ポイント)などでマイナスとなった。2023年7~9月期見込みでのパートタイム雇用判断DIは、調査産業計で+3ポイント。産業別にみると、「宿泊業,飲食サービス業」(+10ポイント)、「不動産業,物品賃貸業」(+7ポイント)などでプラスの一方、「卸売業,小売業」、「金融業,保険業」、「生活関連サービス業,娯楽業」でそれぞれ▲1ポイントのマイナスとなった。

 2023年5月1日現在の正社員等労働者過不足判断DI(「不足」-「過剰」)をみると、調査産業計で+44ポイントと、2011年8月調査から48期連続して不足超過。特に「運輸業,郵便業」、「建設業」、「医療,福祉」で人手不足感が高い。また、パートタイム労働者過不足判断DIは、調査産業計で+28 ポイントと、2009年11月調査から55期連続して不足超過。特に「宿泊業,飲食サービス業」、「生活関連サービス業,娯楽業」で人手不足感が高い。

 なお、2024年新規学卒者の採用予定者数を2023年新規学卒者の採用者数に比べて「増加」とする事業所の割合は、高校卒27%、高専・短大卒17%、大学卒(文科系)19%、大学卒(理科系)20%、大学院卒10%、専修学校卒14%となり、大学院卒以外の各学歴で前年を上回った。「減少」とする事業所の割合は、高校卒2%、高専・短大卒1%、大学卒(文科系)3%、大学卒(理科系)2%、大学院卒2%、専修学校卒1%となった。

 同調査結果の概況は

https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/keizai/2305/dl/8roudoukeizaidouko.pdf