上場企業の株主総会がヤマ場を迎えているが、東京商工リサーチが発表した「3月期決算上場企業の役員報酬1億円以上開示企業調査」結果によると、6月23日16時30分までに、2023年3月期決算の有価証券報告書を提出した上場企業は663社(前年同日543社)だった。このうち、役員報酬1億円以上の開示があったのは126社(同85社)、人数は332人(同219人)で、社数・人数とも約1.5倍に増えた。
開示人数は、最多が「日立製作所」で20人(前年18人)。これは歴代5番目の多さで、開示人数が20人以上は2019年の三菱電機(21人)以来、4年ぶり。以下、「伊藤忠商事」14人、三井物産9人、「ソニーG」8人(同6人)、「バンダイナムコHD」7人(同8人)と続く。このほか、6人は「住友商事」、「ZHD」、「三菱商事」、「ソフトバンク」、「三井住友FG」で、上位は総合商社、金融、電機メーカーなどが名を連ねた。
役員個別の報酬ランキングでは、トップはZホールディングスの「慎ジュンホ代表取締役GCPO(Group Chief Product Officer)」の48億6700万円(前年43億3500万円)で、歴代5番目。報酬額の内訳は、連結子会社のLINEからのストックオプション44億9900万円など計45億6700万円のほか、ZHDから2億400万円、LINE Plus Corporationから9600万円あった。
次いで、ソニーGの「吉田憲一郎代表執行役会長CEO」が20億8300万円、PHCHDの「ジョン・マロッタ元取締役」の16億5400万円で、報酬額が10億円以上は5人だった。なお、役員報酬1億円以上の開示は、「改正企業内容等の開示に関する内閣府令」に基づき、2010年3月期決算より報酬等の総額、報酬等の種類別(基本報酬・ストックオプション・賞与・退職慰労金等の区分)の総額を有価証券報告書に記載することが義務付けられたもの。