OKBグループのシンクタンク・OKB総研が同社主催の新入社員研修会の受講者を対象に実施した「新入社員の結婚観調査」結果(有効回答数395人)によると、結婚願望は、「したい」が51.6%、「どちらかといえばしたい」が24.6%と、合わせて“結婚したい”は76.2%となった。男女別にみると、“結婚したい”は男性が77.6%、“結婚したくない”が12.2%。女性は“結婚したい”が74.6%、“結婚したくない”が14.2%だった。
“結婚したい”人の理想の結婚年齢の平均年齢は全体で26.5歳、男性は26.8歳、女性は26.1歳となった。また、結婚について期待すること(3つまで回答)は、「好きな人との生活」が62.5%でトップ、次いで、「あたたかい家庭」が58.0%、「子どもを持つ」が41.5%となった。男女別にみると、男性は「好きな人との生活」(72.3%)、女性は「あたたかい家庭」(59.8%)が最も多くなった。
結婚について不安に思うこと(3つまで回答)については、「金銭面の準備(結婚資金など)」が48.4%でトップ、次いで、「仕事との両立」が45.6%、「出産や子育て」が30.4%、「自由や気楽さが減る」が28.4%で続いた。男女別にみると、男性は「金銭面の準備」(56.3%)、女性は「仕事との両立」(46.6%)が最も多くなった。また、「金銭面の準備」は、男性が女性より16.6ポイント多くなっている。
上記の“結婚したい”人が独身であることに危機感を抱く年齢は、平均年齢は全体で31.7歳、男性は32.3歳、女性は31.0歳。独身であることに危機感を抱く年齢を4階層別に分類すると、男女ともに「30~34歳」が最も高くなった。危機感を抱く要因は、男性のトップが「相手を選択できなくなる」(31.0%)、女性のトップは「周りから遅れてしまう」(32.8%)。男性の2位が「周りから遅れてしまう」で28.3%だった。
理想の子供の数については、「子どもが欲しい」(「1人」、「2人」、「3人」、「4人以上」のうちどれか一つを回答)は85.8%、「子どもは欲しくない」は14.2%。男女別にみると、「子どもが欲しい」と回答したのは、男性が85.9%、女性が85.7%と差はない。また、「子どもが欲しい」と回答した人のうち、理想の子どもの数は「2人」が最も多く72.0%、次に「1人」が17.1%、「3人」が10.6%だった。